やりたいことが未だに見つからない中年

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生きがいとかライフワークとかいわゆる「やりたいこと」というのは探していても見つかるものではありません。「やりたいことが見つからない!」と言って悩んでいる人は、いきなり「やりたいこと」を考えるから思い浮かばないのです。そしてすでに誰かによって作られたやりたいことの中から選ぼうとしているからしっくりこないのです。

例えば「絵画教室に通う」とか「資格を取ってカウンセラーになる」とか「ヨガ教師になる」とか。本当にやってみたいのなら問題ないのですが、なんとかやりたいことを見つけようと「これなら仕事になるかな…」という妥協で無理やり選ぼうとしていませんか?
その結果途中で気持ちが冷めて続かずに高い出費だけが流れて行くという経験をしてきたのではないでしょうか。

やりたいことを見つけるために一番大事なこと

やりたいことなんていきなり出てくるものではありません。日々の生活の中で何かに気持ちが動き、その気持ちにしたがって動いて行った結果、やりたいことになっていたということではないでしょうか。

なのでやりたいことを探す前に大事なことは「まず欲求を満たす」ことです。
日々の日常の中で気が付く自分の欲求を大事にしてください。例えば…
「焚き火がしたい

「シャンパン飲みたい」
「子供たちと公園で遊びたい」
「民族ダンスがカッコ良かった。もっと見たい」
などです。

すでにこの欲求自体が「やりたい」ことですよね。仕事にもならないし誰にも褒められないかもしれないけど純粋な「やりたいこと」です。世の中に評価されて仕事になるまでがパッケージ化された「やりたいこと」であるのなら、この欲求はまだやりたいことの「芽」です。この芽をどう大事に育てて行くかが「やりたいこと」に繋げていく上で重要です。

欲求に従うには少しの勇気が必要

例えば、「焚き火をしたい」という欲求が湧いたのなら、それを実行させるために手段を考えますよね。
・焚き火をするには何が必要か
・どこで焚き火ができるのか
・車を運転する必要があるか
など焚き火一つとっても欲求を満たすためには中々めんどくさいことが多いのです。何事も始めるにはちょっとした負荷(ストレス)がかかります。この負荷を乗り越えるためには「えいや!」という勇気が必要です。そして、実際に実行できた時には「やればできるんだ」という達成感を味わいます。この達成感がとても大事です。この達成感は自己満足で十分です。この達成感が自分に自信を与えてくれます。

自信が出ると次の行動も起こしやすくなるのです。こうしてどんどん行動範囲を広げていった結果、やりたいことが形になっていくというわけです。

やりたいことを仕事にするにはまた別の頑張りが必要

やりたいことができると、これを生活の糧にできたらという思いが起きます。ですがやりたいことでお金を稼ぐにはまた別の頑張り方が必要となってきます。根気のいる努力、継続力、企画力、金銭的な余力などです。焚き火が好きだからと言ってそれだけではお金になりませんよね。焚き火をテーマにどうやって世の中の興味を引くか。お金を使ってもらうか。それを考えて試行錯誤していく。焚き火のYouTube配信などはわかりやすいですね。あれだって焚き火の準備をして動画を撮り編集するというめんどくさい作業がたくさんあります。体調が悪い時でも、焚き火に飽きている時でも視聴回数のために動画を撮り続けます。それでも広告収益なんて微々たるものです。同じようなことをしている人だってたくさんいるし。

つまり、やりたいことを仕事にするには「儲からなくてもやり続ける情熱」が必要となります。だから「やりたいことが見つからない〜。そうだ焚き火が流行っているから私もやってみよう」というノリで始めてみてもすぐに挫折するのです。やりたいことを片っぱしからやっていく試みはそれはそれで何もやらないよりは良いのですが、効率があまり良くないです。それよりも日々の生活の中に芽生える小さな欲求を無視せずに耳を傾けてあげることをお勧めします。その欲求が世間の流行りとずれていても仕事にならなそうでも問題ありません。大事なことは欲求を満たし人生の満足度を上げることなのです。人生の満足度が上がれば「やりたいことを仕事にしたい!」なんていう渇望感は薄くなります。そしてどこで何がいつ花開くかはわかりません。思いもよらぬことでお金を稼ぐことになるかもしれない。こちらの方が効率が良い生き方だなと思うのです。


そんなことをYouTubeでもお話しています。良かったら観てみてください!


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