望みは何も叶っていないけど、幸せな日々

前回の記事で、「望んだ人生を諦めたら感謝が湧く」というお話をしました。理想の未来にばかり向けていた意識を、今目の前の現実に100％向けることで、たくさんのものを得るのです。その中には、大変さやめんどくささも、もれなく入っています。その代わり、喜びや楽しさもたくさん味わうことになります。

夏といえば、パートナーや家族がいる人は旅行や遊びに行く人が多いと思います。海やお祭り、花火などワクワク楽しいイベントがたくさんある夏。仕事で活躍している人ならば、イベントや講演会などで忙しくも充実していることでしょう。

私の夏は、ハワイや軽井沢にも行かないし、花火大会も行かない（一人では行く気がしない）、バーベキューもしない。仕事はベビーシッターと細々とやっているイラストのお仕事を家にこもって黙々と行うこと。

もちろん、いいな、羨ましいなと思う気持ちはあります。シンプルに羨ましい。私も体験してみたい。
でも、私はその人生でなくても日々幸せを感じることができている自分に驚いています。

なぜかと言われたら、やっぱりそれは理想の未来を捨てたから。だから目の前の現実しか私には残っていなくて、その現実を100％で生きるしか道はないからです。目の前の現実は認めたくない部分がたくさんあるけど、それでOKとしたのです。だってこれが自分の全てだから、肯定するしかないのです。

そしたら、「今」目の前で感じられる幸せにたくさん気づくようになりました。

私の夏はとても満たされています。

ベビーシッターのお仕事で、昼間から公園、プール、泥遊び、虫採り、ザリガニ釣り、工作をして過ごしています。可愛い子供たちと一緒に区民プールではしゃぎ、おやつにかき氷を食べて、ザリガニ釣りに夢中になり、工作をして遊ぶ。大きな公園のプレイパークで泥だらけになって水路を作り、鬼ごっこをして、帰りに子供たちと銭湯に入ってから帰る。すごい仕事ですよね（笑）子供のように夏を満喫していますね。都内で。

そして、ベビーシッターが入っていない時間はイラストのお仕事をコツコツこなしています。今、私にイラストのお仕事を依頼してくれる人はどこかの企業や出版社じゃなくて、個人で何か始めようとしている人たちです。私のイラストを自分のブログやSNSのアイコンにしたいと言ってくれます。向こうから直接「マコカフェ営業中」にお仕事を依頼してくれるのです。

毎日大変だけど、毎日嬉しく楽しい日々。目の前の現実に100％向き合うから、大変も嬉しいも全力で感じることができるんだなと思います。この「大変」が自分を成長させていくれていることにも（やっと）気がつきました。

キッズと泥だらけになって遊ぶ私

結局、どこにいても何をしていても「今」目の前にある現実を楽しく生きることが一番大事なんです。
理想の未来は忘れてるくらいでちょうどいいのかもしれません。日々楽しく生きていった先に、忘れてた理想が叶ってたりするのかもしれませんね。でもそのときにはそんなことはどうでも良くなっている気もします。

それでは今日はこの辺で。