ストックイラストをやり始めのとき、または自分のイラストがなかなかダウンドーロされないとき。売れるのかどうかもわからずにイラストを作ってはアップロードし続けることは、なかなか大変です。
だからまずはどんなイラストがダウンロードされやすいのか知ることが重要です。
今回のブログテーマの結論ですが、「ユーザーが使いやすいイラスト」がダウンロードされやすいです。
使いやすいイラストって…どんなイラスト?! 漠然としててわからん! という人に。
使いやすいイラストとはどんなイラストか?
少しでも売れる確率を上げるために、今日は使いやすいイラストのポイントをちょっと変わった角度からお伝えします。
クラウドソーシングで仕事を探す
まずはランサーズやココナラでイラストのお仕事を検索してみてください。
毎日たくさんのイラストのコンペやプロジェクト、見積もり依頼などの案件がアップされています。
そこで、なるべく自分に合っている仕事に応募するのです。
ランサーズやココナラで仕事に応募する目的
クラウドソーシングでイラストの仕事に応募する目的は3つあります。
- どんなイラストが求められているのか、リアルタイムで市場のニーズが掴める
- クライアントからの依頼という目的があった方がイラストを描くモチベーションになる
- イラストが採用されればお金が入る
以上のことから、まずはクラウドソーシングでイラストの仕事を探して応募することをお勧めします。
自分一人で黙々と描き続けることもいいのですが、それだと市場の求める要素と自分が描きたいものとの間にギャップが生まれます。
市場に意識を向けるということで、自分では気づかないヒントを見つけることができるのです。
ストックイラストで稼ぐなら、自分の我を出すよりも使いやすいイラストを描く方が結果が出ます。
もちろん、オリジナリティや作風は大事ですが。それにプラスして使う人のことを考える、イラストを目にする人のことを考える力が加われば売り上げはグッと伸びると思います。
ストックイラストでは自分の好きなものばかり描いて稼げるということは難しいです。一番大事なことはユーザーにとって使いやすく魅力的なイラストかどうかなのです。
使いやすいイラストとは何か?
クラウドソーシングで応募しているイラストの仕事にはさまざまなものがあります。
パッケージに使うイラスト、webサイトに入れるイラスト、チラシやDMなどに入れるイラスト、グッツ化したいイラスト、名刺で使う人物の似顔絵など。
そのような依頼でイラストを描こうとすると、イラストが使われる媒体を意識して作ります。線の太さや色味など実際に使われるときに調和しているか? ちゃんと見やすいイラストか? など、実際にプリントアウトしたり当て込んだりします。
そして、提出する際はクライアントが見やすいようにデータを作ります。余白をつけたり見やすいように並べたりしてレイアウトを整えるんです。
このような一連の工程が「使いやすいイラスト」を作っていく上でとても勉強になるんです。
クラウドソーシングで落選したイラストを使う
クライアントの要望に沿って作った作品でも、必ずしも作品が採用されるわけではありません。
だからといって、無駄なことでは全くなく、その採用されなかった作品をリメイクして、ストックイラストに登録するのです。
ここで気をつけることは、
・落選したイラストのみ使うこと
・依頼のあったクライアントの情報がわかるものはNG
・手直ししてより汎用性のあるイラストにブラッシュアップする
です。
※もちろん採用されたイラストはストックイラストに登録はできません。念の為。
私はこのやり方でストックイラストにイラストを上げたところ、反応が出ました。
一番売れているイラストは私がランサーズで落選したイラストです。
落選したイラストをさらにブラッシュアップして、使う人のことを意識してデータを作りました。
さて、今回のブログの結論になります。
①ダウンロードされる作品は使いやすく市場のニーズを満たしている
②イラストがダウンロードされないのは、扱いにくく市場のニーズから外れている可能性がある
③市場のニーズを知る方法の一つとしてクラウドソーシングの仕事をしてみる
闇雲にイラストをアップし続けて成果が出ないのなら、この方法で鍛えていく方法もありです。
そして、イラストレーターの良いところは、仕事が新しい仕事を生むというところです。
例えその時はお金にならなくとも、自分の腕は確実に上がります。採用されなかったイラストも、場所とタイミング次第でたくさんの人に使われる可能性があります。
焦らず腐らず、頭を柔軟にしてコツコツやっていくことが結果を出す近道だと思います(^^)
余談
ストックイラストは我を出すところではないと言いましが、
私は使いやすいイラストも自分の好きな(我がすごい)作品もどちらも出したらいいと思います。
使いやすさばかり意識してイラストを描いていると面白みに欠けるなら、バランスを取ってたまには自分の世界観を出したイラストを描いてアップするのもいいと思います。
大事なことはクリエイターが楽しんで仕事をしているかどうかです。クリエイターが楽しんでいる作品は伝わりますし、楽しく仕事をしていればアイディアも出やすいのです。
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