プライドを捨ててイチからやってみる

仕事


私は32歳のときに
イラストレーターになりたくて
個人事業主になりました。

スタートは運がいいことに
トントントンと人の縁でお仕事が入ってきて


「これならやっていけるぞ〜!」


なんて調子をよくしていたのですが。


あれ?

あれれ?


と、仕事はすぐになくなり
新しい案件も入ってこない状態。


仕方ない。
営業をするか。


ということで出版社や
編集プロファクションに電話でアポを取り、
作品を見せに行ったり、郵送したりしました。


20、30社くらい電話をかけて
ポートフォリオのファイルも20冊くらい作って
送りました。


そのうち、仕事が来たのは1社。
(営業にかけた時間とファイル制作費を考えたら
全然採算は取れていないですね^^;)



それでもとても嬉しくて一生懸命イラストを描きました。


でもその仕事も数回で終わってしまって。


それからは美術学校のアルバイトや
ベビーシッターをやりながら生計を立てる日々。
SEOライターのアルバイトもしました。


そんなことをしてたら、
あっとゆうまに5、6年経っていました。
(ひぃ!)


ベビーシッターで絵のお仕事をしたり
似顔絵の依頼が入ったり。

SEOライターのアルバイトでイラストを
描かせてもらったり。


これらの仕事で頂いたイラストのお仕事も
とてもありがたく、嬉しいものでした。
私にとってはとても貴重なお仕事です。


でもやはり
「フリーランスで稼ぐ」
というところに立ち返ると、
このままではいれないなぁと思うのも正直なところ。


でもどうしていいかわからない。














と、思っていたのですが、
私はまだまだ甘かった!


まだまだやれることはあることに
気がつかせもらったのです。



私よりもずっと若い人が
『フリーランス1年目でぶつかる壁』
というようなテーマで話しているセミナーに参加しました。


セミナーでは三人の男性が
それぞれの仕事の取り方や
やっていることなどを素直に正直に
どんどん話してくれました。


彼らはフリーランス1年目の人もいれば6年目の人もいて。
それぞれが自分でお仕事を取ってきて、
生計を立てていらっしゃる。



何か特別な才能やコネクションがないと
そんな数年で上手くいくわけない、
と思っていたのですが、彼らと私には
それほど違いがあるとは感じませんでした。


何なら運で言ったら私の方が良いかもしれない…。


でも彼らの話を聞いて私と何が違うのかがわかったのです。
それは、仕事を取ってくる地道な行動です。



フリーランス6年目の人であっても
ランサーズなどのクラウド系のサイトを使って
仕事を取るためにコンペに参加していました。


またある男性は、Facebookで自分のデザイン3案のうち、
どのデザインがいいか質問して、ユーザーのニーズを
把握するというようなことをしていました。


私と彼らの能力的な差というのは
ほとんどないかもしれません。
(失礼ですみません!あくまでも技術的な面でという意味)


でも違うところがあるとすれば、
彼らは変なプライドや承認などを持たずに
今できる目の前のことをしっかり考えて行動に移している
ということです。



どんな仕事もとりあえず受けてみる。
その中で学ぶものがあり、
合わないもの、できないものは
それから考えていけばいいというスタンスでした。


また、一つの仕事に執着する訳ではなく
危機感を逆手にとって、新しい仕事を考えることもしていました。


不安なのはみんな一緒です。
仕事を掴む大変さもみんな経験します。



悩んだりやる気が起きないとき、
どうしているかという質問がありました。


ある男性はモヤモヤしたときは
「ノートに(頭の中の考えを)書く」
と言っていました。


またある男性はやる気がないときは
「作業をできるだけ細分化して、できることをやっていく」
と言っていました。



この部分も私は共感しました。
あぁ、みんな一緒なんだな、と。


才能云々、知名度云々の前に
「やるべきことを淡々とやる」


ここは全員共通で条件は一緒だと思いました。
やるかやらないかだけなのです。



このセミナーに参加して

私は改めて自分のTODOリストを見直しました。


変なプライドはどんどん捨てようと決めると
元気が出ます。



何度でも改めて、
行動に移して、結果が実るまで
淡々と進む。それが一番有効な道です。



最後に、
セミナーでお話してくれている方達は
仕事に誠実で自分の気持ちにも誠実だなぁと感じました。
言わないだけでものすごく悩んでいる時期もあるかと思います。
でも、それも含めて健全に仕事をしていると感じました。



だから私もすごく腑に落ちたのかもしれません。
そして、「フリーランス1年目の壁」というテーマで
フリーランスになって6年ほど経つのに参加した私自身のことも
ナイス!と思いました。


変なプライドで参加するのをためらっていたら

元気を出すことができずにモンモンとする時間が長引いたかと思います。



プライドや承認よりも自分の心に誠実に生きた方が
人生は楽しいです。



それでは今日はこの辺で 🙂 






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