仕事をする理由はなんですか?
お金のため?
楽しさや喜びのため?
地位や名誉のため?
人生を充実させるため?
社会的な常識のため?
暇つぶし?
伴侶を得るため?
自己表現するため?
全部必要なことだと思います。
私がベビーシッターのお仕事をする理由は、最初「お金と時間のため」でした。もちろん、子供と接することが好きだったというのもあります。
でも、ベビーシッターをやってみて感じたことは
「子供が好き」だけでは続けられないくらい大変な仕事だということ。だからこそ、その大変さと引き換えにお金と時間を確保することは重要でした。
だけど! それだけでこの仕事を続ける理由にはなりません。
子供が好きで、お金と時間に融通が効くという理由だけでは続けられないのです。
では、なんで続けているのか? それは、
「辛いこと」が起こる仕事だからです。
ごっこ遊びを7時間したり
真夏の昼間に公園で遊んだり
精一杯やっても低評価をもらったり
誠心誠意関係を築く努力をしても、他の良い条件が見つかればあっさり契約を切られたり
子供に噛まれたり打たれたり
子供の癇癪にどう対応するか悩んだり
子供のうんちやゲロが服や髪、体に付いたり
マッチング会社のシステムが不便だったり
色々としんどいこと、理不尽だと思うことが起きます。
その度に、
「あぁ、この負荷がメンタルを鍛えてくれているなぁ」
と感じるのです。
このベビーシッターという仕事は私を成長させてくれる仕事です。
筋トレを頑張っている人はこの感覚、わかるでしょうか?
楽しいだけじゃ続けられない、苦しさにこそ成長を見出す感覚。
辛いけど、日々成長する筋肉に喜びを感じて、メンタルも整ってくる実感。
私はそんな体験をできる仕事だからこそ、続けられるのだなと感じます。
いくらお金が良くても、人間関係が良くても、その仕事で自分が成長できないなら私はその仕事を続けることができません。安定して波風立たない人生はとても楽だと思います。でもそれだと面白いものの考え方や窮地に立たされたときの何かを生み出すパワーが湧いてきません。
辛いことは自分の心を鍛えて、ものの見方を拡げてくれます。私は意識を変えるには辛いことが一番のきっかけになると思っています。別に自ら望んで辛い方へ行く必要はないけれど、生きていれば勝手に色々望まないことっておきますよね。そんな時、逃げずにその辛い体験を攻略する気持ちで望んでみてください。
人生が益々生きやすくなります。
仕事をする上で一番大切なことは、その仕事によって自分の心が成長するかどうか。どんな仕事であれ、一番大切なことはそこだと思います。そのためには負荷がかかる仕事はむしろ感謝して挑んでいきたいものです。
それでは今日はこの辺で。
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