「真似をする」と聞いて皆さんはどんな気持ちになりますか?
ちょっとモヤっとした人もいるかもしれませんね。それは「真似する」ということにあまり良いイメージがないからかもしれません。オリジナリティがないとか、パクリだとか。
そんなことはありません。
ビジネスもアートも発明も、最初はみんな真似をすることから始まります。
何か物事を始めるとき、ゼロからいきなりアイディアを下ろして成功する人なんていないと思います。
例えばやってみたいビジネスがあれば、それを先にしている人の行動や方法を参考にします。
アートもそうです。例えば絵画の場合、自分の表現の前にまずは描き方や構図など、好きなアーティストや師匠の手法を真似ます。個性が強い絵の代表格でもあるゴッホも初めはミレーの作品を模写しながら絵を学んでいます。
真似をするからと言って、その人の作品をパクる訳ではありません。
オリジナリティがない訳でもありません。
真似をするとは、物事の仕組みを理解する上でとても効果のある実践方法なのです。
考えてみれば、赤ちゃんなんて真似ばかりしていますよね。
お母さんの言葉遣い、行動、表情などをじっと観察しています。
「ママ」と初めて言葉を言えるようになるのも、お母さんが「ママだよ」と話しかけるのを聞いているからです。
真似て言えるのです。私には2歳になる姪っ子がいるのですが、人が言った言葉をすぐにリピートします。母親の料理をしている姿や掃除をしている姿を見て、身近にある道具で同じような動作をします。見立て遊びというものです。
そもそも私たちは身近な人の真似からスタートしているのです。
だからと言って個性はバラバラですよね。感じ方や楽しむポイントなどもそれぞれ違います。
「真似をする」とは、物事の仕組み、この世界の仕組みを理解する行為だと思います。
だからこそ応用ができるのです。基礎は真似ること。そして仕組みを理解したら応用でオリジナリティを発揮すればいいんです。
パクる。真似る。
これは何か物事を始めたいと思った時にとても使える方法です。
ピンときたものを真似ていく。先にうまくいっている(結果を出している)人を参考に自分に使える部分をパクりましょう。一人で模索しながら手探りでやるよりも、早く結果が出てくれます。結果が出ればやる気が出てモチベーションが保たれます。継続してやり続けるにはモチベーションを維持することは大事です。
今、何か始めようとしているけど上手くいかなくて悩んでいる人は誰か良いサンプルを見つけて真似てみてください(^^)自分らしさはその後からついてきます。まずはやりたい物事の仕組みを理解する。そこから発展していきましょう。
ポケモンのフシギダネを真似して描いてみました。
ところで、進化のステージ3くらいで急に可愛くなくなるね(;;)
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