自分らしくいられない場面で何もできなかった話

仕事


コスメの座談会に参加するという、
自分が全く縁のないジャンルでお仕事をしました。


私もアイシャドーを試すモニターでしたが、
進行のお手伝いがメインです。
モニター10人の撮影や、アンケートなど
やることを何人かで協力して進めました。

進行する人はいつも気軽に話ができる同僚です。


何も考えずにいざスタートすると、
まぁ、私の動けないことといったら…。


まず、事前に渡された進行内容が理解できない。
私、説明書とか文字や言葉での説明が一切頭に入らないんです。
体で覚えるタイプなんですね。


何度も読み返しても頭に全然入ってこない。


とりあえずやってみればいいや!と
現場で張り切るも、余計なことばかりして
同僚や一回りも下の後輩に呆れられる始末…。


あれ?
あれれ?

何だか、空回りしてるなぁ。。


そして座談会では、
私以外みんな一回り以上も下の女の子たち…。
みんなコスメにすごく詳しくてとても楽しそう!
話を聞いてるだけで私も楽しい!
のですが…

何だかきまずい。
私、何だかすごく浮いている。


コスメに興味もないし、
みんなよりもだいぶ年齢が違いすぎて
何話していいかわからない…。


いつも1対1だと気軽に話せるみんなが
遠くに感じる。


居心地悪いなぁ…。



進行のアシスタントのはずが、
撮影しにきただけの子達の方が
テキパキ動いて役に立ってる。



そして私はマスクをしたまま
言葉数も少なく、早々に座談会から
離れていました。



「私って全然役に立ってないな。」




と落ち込み、
そして、ムカついてきました(笑)


「何でこんなに惨めな気分にならなきゃいけないの?」
「私だって頑張ってるのに!」
「そもそも全然こんな仕事興味ないし!」


と、自分がうまくできなかったことを正当化するために、
周りをディスり始めました😇


そうじゃないだろ。


もっとできると思ってたけど
何もできない自分を認めたくなくて
周りにイライラした。

いつも飄々としていて、
なんかできそうな自分像がもろ刃の剣で
本当はとんだポンコツなのがバレた気がして
恥ずかしかった。


誰に言われたわけでもないのに、

「山中さんて大したことないんだ。」

って思われたくなかった。
誰もそんな人のことなんて気にしてないと思う(笑)
自意識過剰ですね。


私は大したことないな。


ここを認めれば、
もっと楽しめたと思う!



テキパキ動く同僚を見て、
ポンコツだけど私も上手に進行したいと思った。

若い子のコスメの楽しそうな話に
年齢を気にせず私も堂々と参加したいと思った。


↑これが本音です。



「自分らしくいられない」、
なんて決めつけてるのは私自身でした。


誰かが私を褒めてくれたら自分らしくいられるのか?
若くてコスメの知識があれば自分らしくいられるのか?


何で私を自分らしくいさせるために
周りがお膳立てしなきゃいけない?
自分らしさに若さ必要?


どんな場面でも自分らしくいるというのは、
何もできない自分を認めて最大限できることを楽しむ
ということだなぁと感じました。



もちろん、試した上で
「やっぱり合わない」はありです(^^)


今日みたいなことがあると、
ぬるま湯に浸かっていたことに気がつきます。


人間、私って役に立たない!と思ってからが
成長するチャンスです。


たまには自分が試される場面が必要。


そしてこのことに関して
「上がり」はありません。
幾つになっても自分がちっぽけに感じる
場面はやってきます。

その度に私は、
「何もできない自分」と向き合うしかないなぁと思うのです。

 

長くなりました。
それでは今日はこの辺で☺

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