良い出会いとは、予期せぬところにあるもの

今日のマコ

あるツイートで、
「人は求めるものの範囲でしか、世界と触れ合うことができない」
という言葉を読んで本当にそうと思った。

婚活している人は婚活している人と出会うし、
ビジネスで稼ぎたい人は同じようにビジネスで稼ぎたい人と出会う。
表現している人は同じように表現している人と出会う。

自分が求める世界に足を運び、同じような目的の人達と会うことは楽しいことでもある。
ただ、その世界で出会う人たちといることが自分の価値観を広げることになるかというと、どうだろう



ある友人がスピリチュアル系のイベントに参加した時の話をしてくれた。
「参加した人たちと話してたら気分が滅入ってしまった」とのこと。仕事がうまく行ってなかったり、恋人とうまく行っていなかったりと悩んで(病んで)いる人が多かったそう。スピリチュアルって本来心の平穏だったり物質以外の目に見えない豊かさを感じるために存在していると思うのだけど、そこに集まる人たちはそれを感じたいから集まるわけで、つまり今それが欠乏している人たちが集まる。幸せになりたい(今幸せではない)人たちが集まりやすい。それはそうなるよね。


自分が行く場所は、自分の頭で考えた範囲を超えることはない。だから、自分の想定内で生き続けることになる。
問題を解決したい場合、その問題から一旦距離を取って、全く関係のない物事にチャレンジした方が抜け出すには近道なのかもしれない。辛い時にスピリチュアルにだけ偏るんじゃなくて、例えばトライアスロンに挑戦するとか、海外留学しちゃうとか。全然意味わからないことをする。


自分を振り返った時に、想定外の人生になるときにはいつも自分では選ばない方へ足を運んでいた。

仕事で行き詰まっていた時に、友人から勧められたディープなイベントに一人で参加した。その時私が見た世界というのは私の想像の範囲を超えていた。「こんな人たちがいるんだ!」「こういう生き方ができるんだ!」と、不安とワクワクを感じたことを今でも覚えている。

失恋して絶望していた時に、友人からipod(そんな時代)でとあるアイドルの曲を聴かされた。私はアイドルなんて1mmも興味がなかったから最初は嫌々イヤホンを耳に入れた。でも、曲を聴いた瞬間に電撃が走った。何これ!すごい!上手い下手とかではなく、歌としても成り立っているのかわからなかったけど、とにかくそういった私の狭い概念をぶち破ってくれたのだ。この世界を生きることが楽しみになった。


そのほかにもたくさん、想定外の出来事はあるけど、そのどれもが絶対自分ではたどり着けない出来事ばかり。
たまたま声をかけられたり、たまたま目にしたものに勇気を出して参加してきたから知ることができた世界。
そうやって私は自分の世界をより楽しく生きられる方へ舵を切らせてもらってきた。


正直、平穏に満足して生きてたらわざわざ想定外の世界に足を運ばない。
ここまで未知の世界に足を運べたのは、私が人生に「行き詰まって」いたり、失恋して「深く絶望」していたから。そのどん底のパワーを利用した。それくらい自分の想定範囲外のことをするにはタイミングとエネルギーが必要だと思う。


だけど、自分の想定外の世界はとても面白い。価値観が広がる自分のことも面白くなる。つまり、生きることがとても楽しくなる。

何も外へ飛び出すばかりが方法でなくてもいい。自分では読まない本を読んだり、ネットフリックスやAmazonプライムでランダムに選んだ映画を観るのもおすすめ。とにかく全く興味のない(と思い込んでいる)新しいことに首を突っ込んでみる。


自分の想定外のことの中に、自分の行き詰まった世界に風穴を空けてくれるきっかけが落ちている。


YouTubeでもお話してます^^





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