寿司の工作です。
粘土は使わずに家にあるもので作りました。
私はベビーシッターのお仕事もしているので、子供と一緒に工作をする機会があります。以前、段ボールと絵の具でお寿司を作ったとき。私もキッズも一生懸命作り、それなりに満足した作品になったのですが…
こんな感じのダンボールのお寿司でした。
出かけていたキッズの兄弟が帰ってきてそのお寿司を見て一言、
「これで満足?」
と言ったのです。
私はこの一言に、ハッとしました。安易にダンボールに寿司の絵を描いて、それなりにできたことに満足していた自分に恥ずかしくなりました。キッズ兄弟のこの発言で私は「遊び」に対する意識が甘いことに気がついたのです。(真面目)
「これで満足?」
「これで満足?」
「これで満足?」
頭の中でこのフレーズがずっと残っていた私は家にあるもので改めて寿司の工作を始めました。
フェルトや毛糸で作ってみたり
家にあったパンフレットの紙や玄米の袋、紙パレットなどを使ってみたり、
こはだのシルバー感を出すために素材を考えたり。シャリはお茶パックを使いました。
そもそも現実の寿司ネタに合わせなくても良いのではないか? もっと面白い寿司のネタがあってもいいのでは?と、大喜利みたいになってきて…
まだまだ寿司工作の探求は続きそうです。
とにかく、キッズの一言で私の工作に対する意識が変わりました。「遊び」に真剣なキッズは師匠のような存在です。私は大人ですが、子供に教わることが多いのです。
もっともっと面白いものを作りたい!という飽くなき好奇心が現実の世界を楽しくさせます。誰かが作った「それなりのイメージ」を取り払って、自分の頭の中のイメージを現実に誕生させること。これほど面白いことはありません。大切なことに気づかせてくれるキッズにありがたい気持ちでいっぱいです。
与えられた状況の中で、どうしたら楽しいものを生み出せるかな?という大喜利を常に意識して生きたいと思う今日この頃です。
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