嫉妬を前向きな力にする

感情



今日は嫉妬について話したいと思います。
今回の嫉妬のお話ですが、恋愛している時に起こる嫉妬ではなく、他人を羨ましいと思う気持ちについてのお話です。

誰かが何かをやっているところや、手にしているものを目の当たりにして


「私だってそれやりたいのに」
「私だってそうなりたいのに」


と悔しい気持ちになった時。
または、そこまで明確に羨ましいと思わずとも、心がざわざわもやもやしたり。
そんな状態になる時は自分が手にしたいものを知るチャンスでもあるのです。

嫉妬は自分のやりたいことを知るための感情

なんでこんな感情が起きるかというと、実はやってみたいことだったり、手に入れたいものなんだけど、それが今の自分にはまだ備わっていないからなんですね。

「私もできるんじゃないか」「私も手に入れられるんじゃないか」と、どこかで自分の中に可能性を感じているものほど、先に手にしている人を見た時「悔しい、羨ましい、いいな!」という感情が湧き起こります。

自分の中に全く要素がないものは何も感じることができません。


だから、嫉妬の感情が湧き起こったら、あなたの望むものが明確になるチャンスんですね。
ここで悔しさや手に入れられていない劣等感から、目を背けるのはもったいないことなのです。


羨ましいと思ったら、悔しいと思ったら、何に強く心が動いたのか、さらに見ていきましょう。

例えば、30代前半で起業家として成功している綺麗な女性を知って、悔しいと思ったのなら、もっと具体的に掘り下げていくんです。

綺麗な格好をしてみんなの前で堂々と講演をしている姿が羨ましかったのか、

自分よりもたくさんお金を稼いでいる能力が羨ましかったのか、

みんなからちやほやされて、ファンもいる人気が羨ましかったのか、

30代の若さで成功したことが羨ましかったのか、

自由に使えるお金と時間がたくさんあることが羨ましかったのか、

みんなから一目置かれているところが羨ましかったのか、

その人のどんなところが羨ましいと思ったのか、これをちゃんと考えると自分が望んでいるものが見えてきます。

綺麗な格好をしてみんなの前で講演している姿が羨ましかったのなら、きらきらと美しい自分で人前に立ち表現したいのかもしれません。

みんなからちやほやされてファンもいることが羨ましかったのなら、みんなに元気や愛を与えられる太陽のような存在になりたいのかもしれません。

30代の若さで成功したことが羨ましいのなら、安全だけど手応えのない人生よりも勇気を持ってチャレンジする人生がかっこいいと思っているのかもしれません。


こんな風に、気づかなかった自分の気持ちが意識に上がってくるので、嫉妬は悪いものではないんです。

ちなみに私の嫉妬ポイントはキラキラとした美しさと才能を持ち合わせ、自分の人気で人前に呼ばれる女性です。さらに有能なマネージャーでもついてれば羨ましすぎて涙が出ます。
そして、能力もあり面白くてよく稼ぐ旦那さんを持つ女性にも嫉妬します。


私って相当欲深いですね(笑)


こうやって自分の嫉妬ポイントを見ていくと、私が欲しいものってステータスなのかなと思うのです。一見、言いづらいことなんだけど、ここを認めることも大事なステップです。

で、そこを認めると「なんでステータスが欲しいのかな?」と考えることができます。私の場合は「人から認められたい」という気持ちがあって、それにステータスを選んでいるようです。

でも、なんで人から認められたいかというと、自分に自信がないからです。
全力で自分らしく生き生きと表現して生きれていないと、欲求不満になります。すると、承認欲求が強くなりステータスでそれを満たそうとするんですね。

ここまで掘り下げたら、本当に私が欲しいものって、
自分らしく生き生きと自分なりの美しさと才能を世界に表現することなんです。


私らしさってシュールなイラストが好きだったり、原始人的な行動力だったり、誰にでも話しかけることができる親しみやすさだったりするのです。そこを思い切り表現したいという気持ちが本音なのですが、キラキラと綺麗な起業家やおしゃれなアーティストに嫉妬するという表面的なことだけ見てると、意外と自分でも気づきづらい。

もちろん、本当にキラキラと綺麗な容姿やかっこいい才能を世間に表現したいという人はそのままその嫉妬をエネルギーに変えて自分もやればいいと思います。

ここで言いたいのは、嫉妬している対象物のどこに自分の心が反応しているのか、よく観察してみようということです。すると、「自分らしさ」や「自分が表現したい部分」を知るヒントとなってくれます。

嫉妬をする上でやってはいけない2つのこと

嫉妬をする上でやってはいけない2つのことがあります。
それは、嫉妬する相手を認めないこと自分に劣等感を持つことです。



「嫉妬をする相手を認めない」ことについて
これは本当にもったいないこと!悔しさのあまり、その人のことを認められず否定してしまうこともあるかもしれません。でも、悔しい!と嫉妬してしまう相手こそ認めて褒めることができれば、すごく気が楽になるし自分の人生にとってプラスのヒントを発見することもできます。悔しい時ほど、グッと胸とお腹に力を入れて相手を認める練習をしましょう。


「相手と比較して劣等感を抱いてしまう」ことについて

これは本当に無駄なのでやめましょう。人は自分が今持っていないものと他人が今持っているものを比べて「自分には何もない」とか言って自分を惨めな気分にさせます。一旦深呼吸して考えて欲しいのですが、自分が持っているもので相手が持っていないものだってあるのに、そこは見えていないことに気づきましょう。
私から見たら羨ましい限りの女性が、他人を羨んでいる姿を見たときに、「なるほどな」と思ったのです。人と比べるとき、自分が手にしている幸せのことはすっかり忘れてしまうのが劣等感を持つ人間の性質です。相手と比較することで劣等感が生まれ苦しむ。やめた方がいい心の癖ですね。

今の自分の持ち駒で人生を楽しむ工夫をしていれば、劣等感は薄れていきます。
負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、何かを持っているかよりも、自分というたった一人しかいない存在をどれだけ楽しめるかが幸せな生き方には必要なことだと思います。何も持っていなくとも、全てを手にしている人が羨ましがるくらい、楽しく過ごしましょうよ。そんな人って生命力があってなんだか魅力的です。

まとめ

オチもつけずに、急に終わりますが、みなさんいかがでしたか?

自分の嫉妬ポイントが出た時、それは自分を知るチャンスです。


やりたいことがないという人がいますが、やりたいことを見つけるのに嫉妬の感情は役立ちます。自分が何に嫉妬しているかを真正面から見ていけば、自分がやりたいことが見えてきます。やりたいことを見つけたら、一歩踏み出すこと。そうすれば、自ずと進む道が出てきます。

是非、嫉妬を前向きなパワーの燃料にしてください。

それでは〜〜

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