みなさま、あけましておめでとうございます。ワタクシ、2022年をとてもワクワクした気持ちで迎えております。
といっても今の私の現状はお世辞にも良い状態ではありません。(むしろどん底気味)
お金もほとんど稼げていないし、お仕事もほぼないし、いまだに独身だし、中年。普通に考えたら詰んでる状態ですよね。でも、頭の中だけは生き生きしています。
なぜワクワクした気持ちで新年を迎えているのか。それは、年末に私の頭にある考えが浮かんだからです。
私はもう何年も、辛い、苦しい、惨め、憎い、というあらゆる負の感情を持つことの方が多く過ごしてきました。なぜなら、自分が望むものが手に入らなかったからです。
そんな負の感情を何年も味わい尽くして、やっと満足したんだと思います。
「自分が望んだようにならないからこの感情を味わうんだ。だったら今欲しいと思っているものを全部捨てよう」
この考えがすとんと受け入れられる状態になったのです。
では、私が捨てた望みを紹介します。
私が捨てた望みはこちら⇩
・好きな人から愛されること
・有名人になりたいという承認欲求
・敬われて特別扱いされること
・一軒家が買えるお金
・幸せな結婚生活
細かく見ていったら1万個くらい出てきますが、代表的なものを5つ出しました。
この欲しくて欲しくてたまらなかった5つの望みをどうやって捨てたのか。今からお伝えします。
それには2つのステップを行います。
①欲しくても手に入らないときに起こるどす黒い感情を真正面から感じる
②手に入らない理由を堂々と認める
この2つです。
①は説明の通りですが、②がどういうことかもっとわかりやすく説明します。
先ほどあげた5つの望み。この5つに対して手に入らない理由を自分に突きつけたのです。
・彼から愛されること→彼にとって愛するほどの人間じゃなかった。
・有名人になりたいという承認欲求→私には有名になる実力がない。
・敬われて特別扱いされること→私は敬われて特別に思われるほど大した人間じゃない。
・一軒家が買えるお金→私には一軒家を買うお金を稼ぐ能力がない。
・幸せな結婚生活→私は幸せな結婚をする器がない。
普通に考えたらとってもきついことですよね。友達だったらそんなことないよ!と励ましてくれるかもしれません。でも、本当は自分が一番わかっています。なぜなら欲しいと望むということは、そうでない現実を体験しているからなんです。
ここで望むようにならない現実に変わって欲しいと願っても変わりません。もう何年もそう願ってきたけど変わるどころかどんどん悪い方へ行ったからです。
だから私は望んだ全てのことを捨てることに決めました。この望みを捨てることが自分を楽にさせてあげられる唯一の方法だと思ったからです。
ですが、このやり方にはポイントがあります。それは、堂々と現実を認めて望みを捨てることです。悲観的にならなくていいんです。
(堂々と)「遊びだったんだ。私って惨めな恋愛してたな〜」
(堂々と)「実力不足だ」
(堂々と)「そんな大した人間じゃなかった」
(堂々と)「金稼ぐ能力ないわ」
(堂々と)「素敵な人と結婚できる器じゃない」
今まではこの現実を認めたくなくてずっと外側の状況にヤキモキしていただけでした。現実を認めたくなかったんです。でも、現実を見ないと自分の人生が始まりません。
惨めな恋愛経験があって、実力不足で大した人間じゃない。それが私です。
金稼ぐ能力がなくて、素敵な結婚できる器じゃないのが私です。
そこを認めたら、途端に元気が出てきました。
そんな私で堂々と生きて何が悪いのか。
欲しいと願うけど手に入らないと純粋な望みは腐っていきます。その見極め方は負の感情が起こるかどうか。
負の感情が起ったら、「純粋な望みの賞味期限」が切れていると思って、その望みはどんどん捨てます。
これが年末に私の頭に浮かんだ考えです。
だから私は側から見たらどん底状態ですが、生き生きしております。やっとありのままの自分で生きられる。(ありのままって認めたくない自分を認めるということです)
現実を変えようと努力するよりも、賞味期限の切れた望みを捨てる勇気を持ってください。
あなたが今笑顔でいられないのなら、そんな望みはいりません。とっとと捨てて何も手に入れていない自分で堂々と生きてください。
これは私の予想ですが、そうやって生きていたら、違う形で望んだものの本質が手に入ると思います。
惨めな恋愛経験があって、実力不足で大した人間じゃないからといって、愛のある恋愛経験ができないわけでもないし、実力を持つことだってあるし、大した人間じゃなくたって幸せにもなれます。
金稼ぐ能力がなくて、素敵な結婚できる器じゃないからといって、この先お金を稼いだっていいし、素敵な結婚をしたっていいんです。
現状自分の望む現実からしたら自分はそうなだけで、これから1秒後には自分の意識を変化させて違う現実を作ることだってできます。
話は飛びますが、
かつて恐竜がたくさんいた時代。地上で生きるには大きい恐竜にやられてしまうような小さい恐竜は木の上に登ったと言われています。木の上なら大きな恐竜は登ってこれません。小さい恐竜は自分が安全に生きられる場所を必死で探したんですね。でも、そこで問題が出てきます。ずっと木の上にいるわけにはいきません。葉っぱや木の実はすぐに食べ尽くしてしまうから、次の木に移らないといけないですよね。でも、地上に降りて移動すると大きな恐竜に食べられてしまう恐れがある。そこで小さい恐竜はそれ以外の方法を考えます。近場の他の木に飛び移ってみよう、そして勇気を出して思い切って飛び移った。そうやって近場の木に飛び移っていくうちにどんどん飛べる距離が伸びて、やがて鳥のように飛べるようになった恐竜の一部が今の鳥の祖先と言われています。
地上で生きたいと頑張り続けていたらすぐに絶滅してしまっていた恐竜も、現状の自分で生きられる方法を探しました。そして変化して現在までDNAを繋いでいます。
私もこの恐竜と一緒で、自分がいくら望んでも叶わないものにしがみついていたら死んだように苦しい日々を送り続けることでしょう。この望みは自分には無理だと捨てて、現状の自分が幸せに生きられる現実を探すことで私も変化していけます。変化するということは新しい世界を見ることができるということ。自分の人生を豊かにすることにつながります。
変化する過程で大変なことも出てくるでしょう。
それが自分の実力をつけることにつながり、器を拡大することにつながります。感謝するような出会いもあり、同じように進んでいる人とパートナーになることだってあるでしょう。
そんな未来を作るなら、まずは苦しむ望みを捨てること。
長くなりましたが、最後に新年の私の抱負で締めくくらせていただきます。
「苦しみを捨てて新しい世界を突き進む」
#今年の抱負
#叶わない望み
#人生を変える方法
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