世の中の情報の1%しか見ていない私たち

今日のマコ


インターネットを使えばそこにはたくさんの情報が溢れていますよね。でもそんな膨大な情報であっても、実はその情報は社会全体を表しているわけではありません。インターネットの文化には「90:9:1の法則」というものがあります。この内訳はインターネットユーザーの90%の人はただ見ているだけで参加せず、9%の人がコメントを書いたりと控えめな貢献をして、残り1%の人がほとんどの発信を生んでいるというものです。



何か答えを求めてインターネットでKW検索して出てきたサイトを上から読んでみて、なんとなく違和感を覚えたり、気分が落ち込んだりした経験がありませんでしょうか?


私はあります。


それもそのはず、そのサイトは作っている人の世界であって、その人の考え方だからです。トップに出てくる記事であればなおさらそれが世の中の意見を表しているかのように錯覚しがちですが、そんなわけありません。しかもグーグルアルゴリズムというものがユーザーの関心を引きやすいタイトルだったり、気になる検索キーワードや購買へ誘導する仕組みをたくさん盛り込んでいるサイトを上に持ってくることがあるのです。1%の世界ですらグーグルのさじ加減でユーザーに届くのです。


それなのに私たちは素直な自分の感覚よりもインターネットの発信の方を信じて、どんどん自分を苦しめる思考になっていることが大いにあるのではないでしょうか。


私は人の数だけそれぞれの感覚や思いがあって、答えはその人にしか出せないと思っています。


インターネットやそれを体験すらしていない人の表面的な意見で、簡単に「これはこうゆうことです。はい以上。」という情報はあまりにも単純すぎると思います。


本を読んだから、科学的な統計が出ているから、ちゃんとエビデンスを取っているから、
だからそれが万人に正しい答えなわけないのです。


例えば、「カップ麺は体に悪い」という定説があります。添加物や油や塩分の過剰摂取が体によくないという理由です。確かにそれも一理ありますが、これは一面しか見ていない極端な意見です。どのくらいの量を食べているのか他の食事とのバランスや期間などによっても答えは全然違ってくると思います。


私の話になりますが、友人とアウトドアを楽しみ、小腹が空いたときに青空の下で海を見ながら食べたカップ麺は最高に美味しかったです。こんな手軽で美味しいものが150円くらいで買えるのだから満足度はとても高く、感謝の気持ちで楽しい時間を味わえました。そして私の体はいつも健康です。これは私のカップ麺に対する考えの一例です。


いくら本を読んでも、科学的な統計を取っても、物事を体験するのは実態のある私たちです。
私たち一人一人は同じことを体験しても感じ方は人それぞれ違います。
その人にしか出せない答えがあります。


「これはこうゆうことだよ」と、すべての人に当てはまるような言い方を耳にしても、
「自分はどう思うのか?」を優先してほしいと思います。

そうゆう意見も正しいのかもしれないな、と認めながらも自分はどう思うのか、どうしたいのかを考えて決めればいいと思います。その一連の体験が自分という人生を作る答えになるからです。



たとえ周りから見れば笑ってしまうようなことであっても、自分が出した答えは力強くて納得できるものです。いつまでも人から答えをもらおうとしていると自分の人生はどこか空虚なものになります。当たり前ですよね。他人の意見を生きているのだから。他人がどういう考えであっても、自分はどう感じるのか。どう考えるのか。優先するのは自分の気持ちを大事に扱うことです。


世の中の99%の答え(情報)は99%個々の人の中にあります。
1%の情報に惑わされすぎずに自分の感じるものを信じてみてください。


それでは今日はこのへんで。

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