先日、知人と話している中で現実が変わるのはこうゆう仕組みなんだな、と感じたことがありました。
その知人(Aさんとしましょう)はある人(Bさんとしましょう)に今まで自分がやっていたポジションのお仕事を任せたそうです。そうすると、Bさんから毎回仕事に対する「愚痴」を聞くようになりました。Bさんが言うには、
「あなたがやっていた時には何も問題なくプロジェクトが進んでいたのに、私が任されてからトラブルばかり起こる。」
というものでした。
Bさんの運が悪いのでしょうか? いえ、そうではないのです。
BさんにとってはAさんが何もせずともプロジェクトがうまくいっているかのように見えていました。しかしAさんは何もせずプロジェクトをうまくいかせていたわけではないのです。
Aさんはその都度起こるトラブルに対して、人に愚痴を言うよりも自分で考えて対処しているのです。
だから周りには何も問題なくプロジェクトが進んでいるように見えますが、AさんもBさんと同じようにトラブルは起きています。
同じことが起きてもそのあとの捉え方と行動がAさんとBさんでちがいました。
「トラブル」に対してBさんは「なんで自分ばかりにこんなことが起こるんだろう」と、嫌な気分のままそこに留まり、Aさんは「そんなことも起こる」と気持ちを切り替えて解決に意識を向けました。この捉え方と行動で二人の現実は全くちがうものになります。
望まない現実が起きたときに、どう気持ちを切り替えて良い方向へ舵を切れるか。
ここが人生上手くいく人と上手くいかない人の違いなのだなぁと感じたエピソードです。
上手くいく人生というものはありません。上手くいかせる人生はあると思います。
何か嫌なことが起きたとき、周りのせいにしていても何も変わりません。
どうやって良くしていこう? と自分から動くことで、現実は良い方へ変化していきます。
そして物事がうまくいかなくなっているときというのは、心身ともに疲れている場合があるので、あまり自分を追い込み過ぎずに緩めることも大事です。
自分の中で培ってきた「普通こうでしょ」「こうあるべきだよね」「ありえない」というような観念を一度見直す時期なのかもしれません。
今、苦しい人は今までの自分ではやらないような選択をしてみるのもオススメです。
小さなアクションが突破口となり、自分の人生を良い方へ向かわせるきっかけになります。
目の前に起こり続けることは自分が作り出していると理解できれば、必ず良い人生に舵を切れます。
少しだけ意識を変えてみませんか。
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