怪談を聴きに山を越える旅

3月末に大分にある九重山を登って来ました。
目的は「怖い話を聴きに行くため」です。

好きなYouTuberさんの怪談イベントが山を越えなけれ辿り着けない山荘で開催されるため、私は東京からはるばる九州へ向かいました。飛行機で2時間弱、福岡空港からレンタカーで高速に乗って2時間、そこから山登り2時間のスケジュールです。せっかく福岡に来たのだから博多ラーメンを食べたかったのですが、そんな時間はなくサービスエリアでラーメンをかき込むのがギリギリというタイトスケジュールでした。


なんとか登山口に到着。ここから奥に見えている山を越えなければなりません。
朝4時に起き、羽田から7:30の便に乗って来たので寝不足気味だし初めての地での運転でやや疲れておりますが休んでいる暇はありません。

さぁ出発だ!

自分に気合いを入れていざ出陣。
時刻は14時を過ぎております。周りには登山を終えて戻ってくる人はちらほらいますが、今から登ろうと言う人はいません。私は一人黙々と登ったこともない山を登ります。YAMAPの地図だけが頼りです。


とりあえず休憩がてら山の様子をパシャリ。寝不足で九州の高速を2時間爆走した後とは思えない元気な笑顔です。

後からYAMAPの記録を確認したところ、登山ペース170%というトレイルラン並みのスピードで登っていました。
日が暮れる前に到着せねばという恐怖とイベントに間に合わなかったらどうしようという焦りが私の体力に鞭を打ったのでしょう。※危ないので絶対真似しないでください。

私は縁もゆかりもない大分の山を一人ぼっちで登っていてふとある感覚が訪れました。
それは、頼るものがない状況で恐怖を感じながらも「生きれている」と言う実感でした。一歩間違えれば誰にも気付かれずに命を落とすことだってあります。一瞬「死」がよぎりました。だけど「この瞬間まだ生きれている。」と言う達成感も同時に感じました。

都会にいて安全で便利な世界で生きていると、自分が危険な目に合うなんて想像すらしません。
久しぶりに自然の中に飛び込んで、必死に生きるという時間を味わうことができました。


やっと平地が出てきて一安心。

アラフォーでドブみたいな私でも自然はそこにいることを許してくれます。自然は私をジャッジしません。言葉にするとありきたりになってしまうけど、自然の中に足を踏み入れたとき、それを体で感じます。目に見えないし言葉で説明できないけれど、自然から愛を感じるのです。命を落とすことだってあるけれど。

アラフォーは黙ってたって周りから気にかけてもらえることはありません。自分で自分を愛するしかないのですが、そんな日々に疲れたら自然に飛び込んでエネルギー(愛♡)をチャージしたいと思います。


山荘に着きました!法華院温泉山荘と言うところです。雰囲気いいよね!

山荘に着いてまだ時間があったので早速お風呂に直行です。
サスティナブルな山荘と言うことで、温泉にはシャンプーや石鹸は持ち込み不可。(え、2時間ノンストップで山登って来て汗だくなのに?)シャワーはなく、水道からは水しか出ません。3月末とはいえ山頂の夕方はそこそこ冷えます。

「どうしよう…」
と途方に暮れていたら、合宿に来ていたらしい隣の女子高生がたらいに入れた水を頭からぶっかけて洗っていました。女子高生曰く、「温泉のお湯だと髪がキシキシするから水で洗う」とのこと。どんな場所でもギャルは強いです。

私はその光景を見て、勇気をもらい同じように頭から水をぶっかけました。必死に髪を洗いながら「今日は何の修行だろう」と思いました。

温泉もなんか色々浮いてたけどお湯であるだけありがたいです。



夕飯も食べていよいよイベントの時間です。
山荘の食堂に100人くらいは来ていたと思います。こんな辺鄙な場所に100人も人を呼べるなんてすごい人気者です。羨ましい。


ヤツイイツロウさん(エレキコミック)、田中俊行さん(オカルトコレクター)、はやせやすひろさん(都市ボーイズ)

恐い話や体験談を聴き、心霊写真などを見て90分くらいのイベントでした。
話してたことと写真の内容全部忘れた。



演者のみなさんお若く見えるけど、50代、40代後半、30代後半と立派なおじさんです。お客さんやファンの方は20代〜50代くらいまで幅広くてバランス良く色々な年代の方がいました。おばさんの私はおじさんがこれだけ色んな年代の人を集められるのがただただ羨ましいなと思うのです。

私もこんな面白いイベントを開催したいな。
コンテンツは実践哲学です。

さて色々と盛り沢山な一日でした。
そして最後は男も女も子供もいる100人くらいの大部屋でみんなで雑魚寝です。一応畳一畳分は与えられます。私は割と神経質な方で他人のイビキとか絶対無理なんですが、この日は色んなところからイビキが鳴り響いていました。それにも関わらず、私は爆睡できました。流石に疲れていたのでしょう。みんなで寝るのも悪くないですね。

一人で参加したイベントだったけど、色んな体験ができて楽しい旅となりました。
たまにはこんな旅もいいものだ。

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