辛いなら辛いままでいいじゃない

私は「どん底」や「人生」について自分の経験から感じたことをYouTubeで話しています。

大したことなんか話してなくて、自分の経験から身につけた、どん底でも生きていける自分なりの考えを好き勝手に発信しているだけなのですが。人生に成功しているわけでもない平凡な私の独り言、それを聞いてくれる人が少なからずいることに驚いています。みんなよっぽど暇…いや、どこかしらに響いて共感してくれたんだなぁと嬉しく思います。

コメントをしてくれる人もいて、そのコメントを一つ一つ読むと、みんな色々あって今を生きているんだなとしみじみ感じます。

その中に数は少ないですが、よほど今どん底なのか、辛い胸の内を書き込んでくれる人もいます。

「このどん底はいつ終わるのか」
「今を大切にしていれば未来は良くなるのか」
「本当に幸せになれるのか」

私も辛い時期が長かったから、誰かに救いを求めたり、気休めでもいいから「大丈夫だよ、良くなるよ。」と励まして欲しい気持ちはよくわかります。

どん底な時、一時の避難場所は必要。ショックを受けて傷ついた心を落ち着ける時間は必要です。
だけど、誰かの言葉に一瞬は救われたとしても、最終的にどうやって生きていくかを決めて動くのは自分です。

どん底を終えるのは自分だし
未来を良くしたいならそうしていくのも自分。
幸せだと決めるのも自分。

自分しか自分を救うことはできないんです。だって、それが自分の人生を生きるってことですよね。他の誰かが自分のことをしてくれるなら自分の人生ではなくなってしまう。

でも、辛い時や気力がない時って、自分を救うパワーもない。だから人にすがってしまうのだけど。

人がどん底から抜け出して元気を取り戻すには、段階がある。パワーがないときはとにかく休息。なんとかしなきゃと焦って動いても、生命力がないからうまくいかない。そんな時できるのは、ただただ辛い状態を受け入れて生き続けること。

「あ〜、ほんとに辛い。辛いなぁ。」と、自分の気持ちを感じる。無理にどん底から抜け出す必要はない。気力が戻れば、自然にどん底からは抜け出せる。だから、とにかく辛いなら辛いまま過ごせばいい。泣きながら生活すればいい。どんよりしながら毎日を送っていればいいんです。

気持ちと行動が一致しているって、健全です。辛いのに楽しさや幸せを見つけようとしなくていいと思う。辛いなら辛いまま生きる。別にそれで問題ないと思います。

今人生が辛い人は、

何をすればどん底から抜け出せるのか
何をすれば幸せになれるのか

と、答えを探すのは一旦やめてみましょう。案外、不幸に降参してしまった方が楽になります。
ただただしっかり呼吸をして、辛いまま生き続けてみてください。

気持ちと行動を一致させて過ごす。それが一番自分に優しい行いだと思います。

それでは今日はこの辺で。