人生を変えたいなら、自分の思考（価値観や思い込みとも言う）を変えるのです。
ただ、自分の思考を変えるのは、口で言うほどそう簡単なことではありません。
じゃあどうするか？
パターン（選択と行動）を変えるのです。
パターンを変えるとは？
パターンとは自分がいつも選択している行動のことです。この行動を「意識して」変えてみる。
例えば、いつもと違う道を通るとか、普段声をかけない職場の人に思い切って挨拶してみるとか。
これは思考をほぐすための簡単な、だけど重要なアクションだと思ってください。
そうやって取り掛かりやすい簡単なところからパターンを変えていくのです。慣れてきたら、もっとハードルを上げていきます。ここでのポイントは、「自分にとってやりたいけどやるのに勇気がいること」です。例えば「一人で海外に行く」ことが勇気のいる人もいれば「マッチングアプリに登録してみる」ことが勇気のいる人もいて、勇気がいることは人それぞれです。
ここでは結果は気にしません。それをやったから何かご褒美があるわけでも、人生に良いことが起こるわけでもありません。ただ、勇気を出して実行した自分に自信がつくのです。結果がどうであれ、実行した時点でミッションを成功させています。成功体験を重ねることがとても重要になってくる、それが目的です。
人生が変わる流れ
1度できたことは2度、3度とできるようになります。そうやって行動を重ねるうちに、自分の視野が広がり、経験値も増えて徐々に思考が変化していくのです。
選択→勇気→実行→新体験→思考に変化が訪れる
この流れで人生は変わり始めます。
人生を変えたいなら、思考を変える。その思考を変えたいなら、いつものパターンに気がつく。そしてそのパターン以外の選択を実行する。何度もです。1度や2度、いつもと違うことをやったくらいでは人生は、というか思考は変わりません。すぐに慣れ親しんだコンフォートゾーンに引き戻される力が働きます。だから、何度もチャレンジするのです。毎日じゃなくていいから、ちょっと勇気のいるいつもと違う行動を取ってみてください。
それと、毎回大きなことにチャレンジしなくていいのです。
例えば、いつもスーパーで無表情で支払いを済ませていたら、店員さんの目を見てにっこり微笑み「ありがとうございます」を伝える。これを毎回繰り返すのです。そしたら、行動に引っ張られて機嫌の良い性格に寄っていきます。些細な行動で性格も変わるのです。
私の恥ずかしい例
お恥ずかしながら、私はカスタマーセンターにクレームを入れることがあります。何か困ったことがあるのなら、事実を淡々と述べて解決策を求めればいいのに、問題（だと自分が思っていること）が起きた時に、「ありえない！」という怒りから言い方がとても攻撃的で嫌な感じになることがあるのです。言っているときは、自分の正当性を主張しながら、相手の間違いを認めさせてやる！という姿勢なのですが、毎回とても嫌な気分になるしとても消耗します。こんな自分の性格にほとほと嫌気がさしていたとき、いい加減こんな自分を変えたいと思ったのです。
なぜ私はクレーマーになるのか。その理由もわかっていました。問題なのはカスタマーセンターではなく、自分の思考が原因なのです。カスタマーセンターの対応が悪いからクレームを言うのは、怒りを出すためのただのきっかけです。そしてこの怒りの噴出が何度も繰り返されることで癖になり、立派なクレーマーが出来上がってしまったのです。
カスタマーセンターやサービスに問題がないわけではありません。でも、怒りを出すほどのことでもないのです。
この自分の思考パターンには気づいていたのですが…思考パターンに気づいていても、実際に行動を変えなければ何も変わりません。だから、具体的に行動するのです。文句を言いたいところをグッと堪えて、1回水に流すとか、クレームを入れずにもうそのお店から買わないようにするとか。相手の立場になって想像しまくるとか。なんでもいいのですが、そうやってクレーマーにならない選択をして行動し続けるのです。
小さい行動が大きく人生を変えていく
この話だけ聞くと、くだらないし、こんなことで人生変わるわけないと思いますよね。でも、1個できたことは他のことに派生していきます。自分が嫌だと思っているパターンをどんどん変えていくきっかけになるのです。
「小事が大事を生む」
何事も、小さなことから大事はなされます。
逆に交通事故に遭うとか、命の危険に晒されるなどの特殊な体験で一気に人生が変わる人もいます。だけどそんなことは確率的にまぁない。そんな奇跡体験を待つよりも確実に人生を変える近道は、パターンを変える行動を起こすこと。
今が順調で満ち足りている人はそのままのパターンで。
今、人生が行き詰まっていて、人生を変えたい！と望んでいる人はいつもと違うパターンの選択・実行をし続けてみてください。人生が変わるまでパターンを変え続けることがポイント！
それでは今日はこの辺で。
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