先日、あるYouTubeを見ていたときのこと。
そのYouTubeは「生きる意欲が高まる方法」のような内容でした。
誰かのために動くことで生きる意欲が湧いて、逆に与えてもらっている。という内容でした。
そのこと自体はそうだな〜と聞いていました。
その話の途中で、
男性が家族のために頑張っていると思っていても、家族がいるから頑張れているのであって、実は家族に生かされている。という話が出てきました。その話も、そうだな〜と聞いていたのですが…
そこで独身男性を引き合いに出して、独身男性の生活は不健康だが、既婚男性は奥さんに食事を作ってもらって、子供に合わせて早寝早起きをするから健康的だ。実際に既婚男性と独身男性の平均寿命は10年も違うということを話し出しました。
私はそこで、「…は?」という感情が沸き起こったのです。
どうしようもできないことを言われている人の立場に立ちました。
好きで独身の人もいれば、頑張っても結婚できない人もいます。
なんでも物事ってそうですよね。自分の望むようにできないことだってある。
特に恋愛や結婚は自分一人でどうにかなるものではありません。
それを引き合いに出されて、片方を肯定するための材料にするやり方にとても残念な気持ちになったのです。
確かに10年寿命が短くなることは事実かもしれないし、
ただ「そうなんだ〜」くらいで聞き流せばいい話です。
でも私は妙に引っかかったのです。
どうしようもできないことで10年寿命が短いですよ、
と言われてもどうしようもできないじゃないですか。
私は、この自分ではどうしようもできないことをマイナスに言われることが嫌なんです。
だってそこには救いがないですよね。
「え? で?」って感じです。
ちなみに私の父親は私が幼い時から遅寝遅起きで
食べるものもお菓子とか飲み屋のつまみとかで不摂生です。
原因不明の病気で入院もしてますし。
家族がいるから健康とは限らない例外もいます。
家族を残して自殺する男性もいますし。
それに、生涯未婚率40%、
3組に1組が離婚する時代です。
大体の人が早死にするじゃないですか。
やけに反論してしまいました…
そのYouTubeもそんなことが言いたい本質ではないと思いますし、
傷つけているなんて考えもしないと思います。
勝手に私が嫌な気分になって傷ついたんです。
そして、私も自分を反省します。
きっと私も同じようにいろんな人を傷つけてきたと思うから。
いや、間違いなく傷つけてきた。
だから、どちらの立場が正解と決め付けないようにしようと改めて反省しました。
そして、どんな立場になってもその現実を悲観せず、楽しむ努力は怠らないでいようと思います。
そっちの方が断然健康にいい!
持論を肯定するために、比較対象を傷つける必要はない。
いろんな場面で思い出したい言葉です。
コメント