先日のブログ記事で、「自分を苦しめるのは現実ではなく、現実に対する自分の考え」というお話をしました。
今日もその話をします。
ふとあることがきっかけで、以前キャンセルした商品の返金がされているか気になりました。
銀行口座やクレジットカードの履歴を調べてみたのですが、どうやら返金されていないようでした。
何度も確認したのですが、やっぱり返金されていない。
その時間、私はものすごい嫌な気分になっていたのです。
カスタマーセンターとのやりとりの履歴を見ても、「返金手続きが完了した」と書いてあります。なんで返金されてないの?!と、怒り心頭で色々な原因を調べていました。調べている間、益々怒りの感情は強くなっていて頭の中では誰かを責め立てるモードにギア全開です。
「あぁ気分が悪い。」
と、一旦シャワーを浴びることに。
風呂場の寒さに先程の怒りなど忘れて、シャワーの暖かさにじんわり至福を味わいました。
お風呂から出て、さっぱりした気分で水を飲んでいる時に、『ハッ』としたのです。
私はシャワーを浴びて、水を飲む今の今まで、一瞬も嫌な気分になっていませんでした。
返金のことなどすっかり忘れていたのです。
「あぁ、やっぱり自分を嫌な気分に突き落とすのは現実じゃなくて、自分の思考なんだ」
と、しみじみ実感したのです。
「返金されていない」
という現実に、「ありえない!!」と自分の価値観や思考をぶつけると嫌な気分になります。
「返金されていない」という現実を自分の思考でジャッジせずにいると、「明日問い合わせてみよう。」で済みます。
「返金されてないなんて会社としてありえない!」とか、
「万が一返金されなかったらどうしよう!」とか、
色々考えるから嫌な気分になるのです。
それは別に悪いことではないのですが、その嫌な気分のまま行動してもあまり良い結果にはなりません。
「まぁ、そんなこともあるんだな」と受け入れて、できる最善の対処をすることが、誰にとっても平和だな。と思うのです。
何よりも自分にとって優しい選択です。
自分を嫌な気分にさせることほど害になることはありません。
この思考グセはいちいち気づくことで、着実に自分のあり方に変化をもたらします。
それは良い変化です。自分を苦しめる思考癖は気づいたらやめられます。
とにかく嫌な気分になっていることに気づくことが大事なんです。
自分に優しく、思考をエクササイズしていきましょう。
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