呼吸、侮るなかれ

心(頭)の話



人間は意識と潜在意識の領域を持っています。

意識とは
「お腹が減ったからご飯を食べたい」
「お金を稼ぎたい」
「雨が降ってきた」
といったように自覚できる領域です。

潜在意識とは
自分では自覚できないしコントロールもできない領域です。
この領域には生まれた時から感じてきたものが蓄積されています。
既成概念、思い込み、パターンなどと言います。

ですが潜在意識の領域にはそれだけではなく、
人類と世界の叡智も潜んでいるのです。



意識ではお金持ちになりたいと思っていても、現実は貧しい状態のとき
潜在意識にある既成概念や思い込みが貧しい現実を作り上げているのです。


だとしたら、この潜在意識にある
貧しくさせるような思い込みを書き換えるか、人類と世界の叡智にアクセスするか、
または両方行うかしないと現実は変わっていきません。


だけど潜在意識は自覚できない領域です。
どうやってアクセスなり書き換えなりすれば良いのか。


そこで必要となってくるのが「呼吸」と「感情」です。



まず、「感情」は潜在意識の領域にある「既成概念や思い込み」を知るためのツールです。
そして「呼吸」は今の自分の状態を知るためのツールであり、潜在意識の領域にある「人類と世界の叡智」にアクセスするためのツールです。


今回は「呼吸」というツールについて話します。
呼吸は普段、無意識の領域にあります。

ここで潜在意識と無意識の違いについてちょっと説明します。
無意識と潜在意識は基本的に同じ意味で使われます。
ただ無意識の中には「睡眠」や「意識不明」が含まれます。
いつも右足から靴を履いたり、朝起きることも無意識です。
わざわざ意識してやらないことです。

潜在意識とはこの、睡眠や起床、クセなどは入りません。
潜在意識は意識化されないだけで裏で意識は働いていて自分に影響を与えているからです。

(ちょっと難しい…わからなければスルーしてしまって大丈夫です!)



さて呼吸は無意識と言いました。
みなさん、いちいち息をしようと思って呼吸をしないですよね。
考えにすら及ばずに毎日呼吸は繰り返されます。


だけど意識すれば、この呼吸を深くすることもゆっくりさせることもできます。
無意識と意識を行ったり来たりできるんです。


呼吸は、無意識の領域で唯一意識化してコントロールできるツールなんです。


つまり、呼吸を意識して行うことで、潜在意識にある
「人類と世界の叡智」にアクセスしてアイディアや知恵を授かることができるのです。


ちょっと怪しい話になってきましたが、
茂木健一さんが言っている「アハ体験」のようなものなのかな?と思います。


ひらめきや直感と言い換えてもいいですね。


瞑想やヨガ、サウナなどが良いと言われブームになっているのも
呼吸と同じで潜在意識にアクセスできることが理由の一つだと思います。



逆に今の自分の呼吸の状態を意識すると、自分の心の状態がわかります。

浅くて乱れた呼吸のとき、イライラしたり不安を抱えている状態です。
逆に深くて穏やかな呼吸のとき、心は落ち着いていて平和な状態です。


このように呼吸というのは潜在意識にアクセスできるツールであると同時に
自分の状態を知るバロメーターでもあるのです。




ということで、本日は呼吸のすごさについて書いてみました。
次は呼吸法について書きたいと思います^^

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