どん底は喜びに一番近い場所にある

色々苦しいことは起きると思いますが、そのときの取れる行動は「耐え忍ぶ」ことだと思います。
こう言うと、絶望的に感じるかもしれませんが全くそうではありません。
ただ耐えるのではなく、その「苦しみ」を目一杯味わうのです。

感情に善悪はありません。優劣もありません。苦しい感情も嬉しい感情も同じ感情の一部です。大事なことはこの感情のパワーです。苦しい時ほどこのパワーがあります。

「このままじゃ嫌だ」「どうやって抜け出せばいいんだ」ともがき苦しむ時期は本当に大変だと思います。
でも、そこで色々考えたり、試行錯誤して動いたり、または動けなくなったりと色々と体験します。
その時のことが後々人生を拡大させることにつながるのです。

豊かな人生は喜びや幸せだけで作られていると思いますか？
私はそう感じません。苦しみや悲しみの葛藤があり、この時の負荷が心を強くさせて人生をたくましく豊かにしてくれるのです。

わざわざ苦しみに飛び込む必要はありません。
生きていれば必ず何かにぶつかります。思いも掛けないアクシデントや不運に見舞われることもあります。その時、誤魔化したり逃げ続けたりせず、苦しみを受け入れます。苦しみを受け入れると必ずその苦しみは未来への希望へ変換されていきます。

「こんなの嫌だ」

そう思ったら、望む人生へ舵を切って動き出せばいいのです。
たまには逃げていいし、たくさん休むことも必要です。自分しか自分を救うことはできないし、どんなことが起きても自分の人生は自分しか責任を取れません。しんどいことだと思いますが、これほど力強いこともないと思います。

私は物事で嫌なことが起きた時、後々（それが数年かかったりすることもある）良いことにひっくり返ることを何度も体験してきました。

ある意味、嫌なことは今までの自分の考え方を変えてくれるきっかけでもあります。
自分の器を大きくさせてくれる必要なことでもあるのです。

ある人はどん底をユーモアに変えたり、
ある人はどん底を新しい発想のきっかけにしたり、
ある人はどん底を自立のための起爆剤にしたり。

こんなこと起きなければ幸せに暮らしてたのに、と思うかもしれません。確かにそれはそうです。平凡に暮らせることはとても幸せなことです。ですが、平々凡々と変わらぬ日々を送っていたら、人生や意識が拡大するほどの新しい価値観や世界を知ることはないでしょう。（今の幸せで十分ならあえて苦しんで拡大する必要なんてありません）
平々凡々と暮らしていたら体験できないことがたまたま自分の身に降りかかった。これはチャンスだと捉えて欲しい。他と違う経験ができている。そこから自分の人生をどう作っていくか。
どん底を経験した人じゃないとできないことだし、どん底を経験した後に作られる人生に他とは違う価値があり、人を惹きつける力があります。

だから、今苦しい人はその苦しみが後々重要なことに変換されることをわかってて欲しいと思います。
いつ抜け出すか、どう解決するかは誰にも分からないけど、とにかく少しでも自分を安心させて生き延びることが第一任務です。

実は、どん底のすぐ裏には大きな喜びが一緒についてきています。何事もなく平安に暮らしているときは人生が拡大するような喜びは姿を消しています。（今が幸せならそれは必要ないのです）

どん底にいるときにはそんなこと思えないかもしれないけれど、世の中の成功者と言われるような人たちを見てほしいと思います。みんな漏れなくどん底から這い上がって拡大してきた人たちです。
別に成功者じゃなくてもいいし、何かを成さなくていいです。ここで言いたいことは、どん底は必ずひっくり返るということです。

物理的にひっくり返るのか、自分の意識や心理がひっくり返るのか、どちらにせよどん底が来たら腹を決めて味わって欲しいと思います。

それではみなさん良い週末を🌷