やりたいことが見つからない人が気づいていない自分の才能

人生


「やりたいことが見つからない」と悩む時って、その悩みに意識が行き過ぎて視野が狭くなっています。自分を客観的に見れていない状態です。


その人は「やりたいことが見つからない」ことはよくないと思っているから悩むんですよね。
そして、やりたいことが見つからないことに対して焦りや否定などの感情で心がモヤモヤし出します。

やりたいことが見つからなくて悩んでいる人の本当の理由は、2つあると思います。
 
1、「今の自分の人生に満足していないから(このままじゃダメだと思っているから)やりたいことを見つけてイキイキと自分らしく生きたい」

2、「やりたいことがなくても困らないけど、なんとなくやりたいことがないと体裁が悪い気がする(人からどう思われるかが気になる)」


2番の人に関しては、今の人生が悪くないしむしろ楽しいと思っているのならわざわざやりたいことを見つける必要はないです。「今日の夕飯はあれが食べたいな」「今度の休日はあそこに行ってみよう」と、日々の生活に楽しみを見つければそれは極上の幸せです。「あれしたい」「これ食べたい」の小さな欲求が「やりたいこと」です。
「将来の夢は?」「何かやりたいことあるの?」なんて聞かれたら胸を張って「(今の人生に満足しているから)特にない」と言っていいんです。その質問をする人は自分がやりたいことがあって将来の夢を持っているので、他の人もそうだろうという認識で聞いてきているだけですから、深い意味はありません。


そしてこれは私が人を観察していて思ったのですが、やりたいことがないという人に限って、こっちから見たらすごい才能を持っているんです。人がやりたがらない仕事がめちゃくちゃ得意で優秀だったり、さりげなく写真を撮ってくれる気遣いがあったり、家族の料理を毎日作っていたり。とにかくあげればキリがないんですが、むちゃくちゃ良い才能持ってんじゃん!と尊敬しています。(私もこれ本人にもっと伝えていこうと思います!)

だから、もしかしてこの2番の人たちって、やりたいことが見つからないんじゃなくて、やりたいことの定義がわかってないだけなのでは…と思うのです。本人は気がついていなくて、わかりやすくやりたいことをやってる人たちを見て「すごいね〜。私にはそんなやりたいことなんてないや〜。
」と謙虚に微笑んでいます。

このわかりやすいやりたいことって、すでに名称がついていて、ある程度市民権を得ているものです。
例えば、ダンスとか、絵描きとか、歌とか、キャンプとか、サーフィンとか、釣りとか、ファッションとか。フードコーディネーターとかスタイリストとか、経営者とかアーティストとかイラストレーターとか作家とか、ヒーラーとか占い師とかなんかいろいろ。


何かカテゴリーがついててちゃんと技術がプロ並みでお金が稼げていないとやりたいことなんて言えないと思ってませんか?それはちがいます。


自分の子供の何気ない日常を数分撮った動画がYouTubeで何百万再生とかされている時代です。
自分の子供の何気ない日常をYouTubeにアップするということが人からたくさんいいねをもらって広告収入がたくさん入ってくる時代です。多分、この親もまさかこんなに再生されるなんて思っていなかったと思います。
それで、みんなが喜んでくれるし、自分もかわいい子供の動画を撮ることは楽しいし、すごくハッピー。これってやりたいことですよね。事実やってるんだから。


おそらく、今インフルエンサーやインスタグラマーと言われるような人たちの中には、日々の生活を楽しくしていこうとした結果、やりたいことに繋がった人が多い気がします。「インフルエンサーになりたい!」というよりも、「なんだか最近生活にハリがないわ。そうだ、毎日作る料理を少しでも楽しめるように盛り付けを工夫しよう。お、うまく行ったぞ。インスタグラムに載せてみようかな♪」なんて感じで、インスタに投稿していくうちにフォロワーが増えていった人って多いと思います。フォロワーが増えればもっとクオリティを上げたくなるし、それがまた楽しいし、生活にハリが出るし。気が付いたら新しいジャンルを作ってたりします。やりたいことってきっかけは日々の些細な「ときめき」の発見だったりしますよね。


だから、やりたいことなんて意識すれば何かのきっかけで現れます。最初は「やりたいこと」の認識すらない種です。この種を興味深く愛でて育てればいずれ花(やりたいこと)に育ちます
ポイントとしてはやりたいことを形にするのが上手い人は、人にアピールすることが上手な人です。SNSで「こんなことやってるんだよ〜」と表現します。人に見せます。自分が楽しんでいること、好きなことはどんどん周りに表現してください。誰かの心をときめかせます。喜ばせます。笑わせます。そうするとどんどん楽しくなってモチベーションが続きます(^^)



さて、1番の人ですが、
1番の人は、やりたいことを見つける前に、やりたくないと思っていることを少なくしていきましょう。とにかく目の前の現実が嫌だからと「やりたいこと」や「天職」を求めるのは、現実逃避です。
「やりたくないと思っていること」というのは「どうしたら楽しめるかな?」と工夫することでやりたいことに繋がることなんで
す。工夫する余地もなく嫌なことならすぐにやめた方がいいですが。

つまり、1番の人が気づいていない才能とは、今目の前の嫌な現実からやりたいことを見つけ出す能力です。

例えば、文章の構成やチェックをする仕事をしている人がいるとします。その人はその仕事が自分に合わずとてもしんどいと思いながら仕事をしています。でも、どうせ働くなら少しでも楽しい方がいい、と思い、何か自分が楽しめる部分はないか意識し出しました。すると、構成やチェックをしている文章を眺めている時に、ふとアイディアが降りてきました。「ここに挿絵があった方がわかりやすよな」と思ったその人は、自分でイラストを描いてみます。そして指示されたことではないですが、レイアウトをちょっと変えてイラストを入れてみました。「うん!やっぱりこの方がわかりやすい。」
そしてその人は勇気を持って上司に提案してみました。「こんなこと業務以外のことだし怒られるかな…」と不安を抱えつつ。すると上司は「お!いいじゃん!このイラスト使おう」と言ってくれました。あなたはとても嬉しくなりました。そんなことが何回か続いて、向いてない仕事よりも好きな仕事の方をやる時間の方が多くなっていきました。気が付いた時にはその人は同じ会社で自分のやりたいことをして仕事をしていました。


と言ったように、自分のやりたいことは目の前の現実からヒントを得ることで実現していきます。もちろんうまくいくことばかりじゃないですし、いつものつまらない日常に戻ることだってあります。でもとにかく大事なことはどんな状況であれ「今」をできる限り楽しんで過ごすことです。楽しく心が健やかであれば、視野が広がるし、楽しい人のところに人も運も引き寄せられます。そして自然と進む道が用意されていきます。

もちろん、興味のあることに片っ端からやってみることも良いと思います。どちらにせよ大事なことは「今」をどんな気分で過ごすのかということです(^^)


そして1番の人は人生をより良いものにしていく才能があります。だって、このままでは嫌だ!と不満を抱くということは、今の人生に対して、今の自分に対して違和感に気づいたからですよね。今の人生の何が嫌なのか、何に違和感を感じるのか。紙に書き出してみるといいと思います。頭を整理して、自分が自分にしてあげられることを選択してください。他人や周りの状況を変えようとするのではなく、自分ができることを考えて決断して勇気を持って実行してください。自分の意思で人のせいにせず勇気を持って決断すれば、人生はやっと自分で作られていきます。
それは自分を信頼することにつながります。自分を信頼していれば何が起きたって大丈夫です。恐い方へ飛び込んでみてください。やりたいことをするよりもよっぽど心が救われると思います。



長くなりましたが、やりたいことなんて無理に見つけなくてもよくて、自分の気持ちに素直に生きていたら勝手に出てくるものです。子供がまさにそうですよね。やりたいことがないなんて悩む子供はいません。自分の今の欲求にしたがって動いています。大人も見習った方がいい。思考でごちゃごちゃ考える前に「会いたい」「食べたい」「やってみたい」という自分の素直な欲求に従ってどんなことでも全力で楽しんでください。(※人を傷つけることや迷惑をかけることはやめてください。それは楽しいことではないから。)



私は誰も見ていなくてもこうやって自分の考えたことを文章にすることが好きです。これだってやりたいこと。
ザリガニ釣りだって一人で行きます。人と話すことが好きだから、道端で知らない人に声をかけたりもします。

自分の好きなことを磨いていけばそれはやがれ何か結果になることだってあるでしょう。でも結果を求めるよりも、どれだけやりたいことを無条件で楽しめるか、それがなにかしら結果になるコツだと思います(^^)



YouTubeでも話してます(^^)




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