秋の一人キャンプ

ライフスタイル



先日、ソロキャンをしてきました。
行った場所は長瀞オートキャンプ場
と言う埼玉の奥地。
ここのキャンプ場はあの荒川が目の前に流れている場所で、ロケーションも良く設備も綺麗で充実していて何不自由なくキャンプを楽しめます。


ハロウィンシーズンなので可愛いおばけが出迎えてくれています

キャンプって本来あるものでなんとか生きるという不便なものなのですが、ここのキャンプ場はシャワールームやドライヤーも完備されたフィッティングルームがありトイレも流しもとても綺麗です。そして必要なものはこの施設でほぼ買えます。

それでもテントを張ったり焚き火で食事を作ることはめんどくさくて労力がかかる。この不便さを味わうのがキャンプの醍醐味なのかなと思います。十分ではない環境で料理をすると工夫や妥協などをして柔軟にやっていく方法を思いつきます。そうすると「やればできるんだ!」という達成感を味わえるのです。そして労力をかけた料理を食べながら目の前の自然を眺める時間はとても贅沢に感じるのです。


日が暮れると暗くて何食べてるのか分からなくなります。

今の時代はとても便利です。料理だって作らなくていいどころか出来上がった料理がウーバーで家まで運ばれてきます。何をするにも効率良く無駄なく楽に過ごせる時代です。

でもそうやって生きていると、自分のポテンシャルを引き出す機会は訪れるのかな?とも思うんです。

不便なこと、予想外のこと、手に負えないことが起こるから右往左往して自分の実力を磨いたり、新しい知識が身についたりしていくんじゃないかな。

もちろん仕事や育児でも手に負えないような大変なことは起こります。でもそんな機会がなかったり、しばらく何もなく過ごしていたら?

便利な世の中でめんどくさいことはせずに生きていたら、達成感を味わう体験ができません。生きているリアルな手応えのようなものを感じたいからキャンプなんてめんどくさいコンテンツが流行るのではないでしょうか。


ペグを打ち込んでテントを張るのは中々めんどくさい作業です。

整えられた施設でお金を払って不便さを買う時代です。不便さを買うのは自分の力で生きているリアルな手応えを感じられるからだと思います。

整えられた環境でも、キャンプは受け身では過ごせません。能動的に動いていかないとご飯さえ食べれないのです。便利すぎる世の中で与えられる側で居続けるのは楽かもしれません。でもそんな受け身マインドは自分をつまらなくさせます。自分を軟弱にします。

人は楽な方へ流れる生き物です。楽な方とは、下り坂です。自転車で例えると、坂道はペダルを漕がなくても進みます。ずーっと下り坂のままだと、足の筋力って衰えますよね。人生も一緒で、楽を選択し続けていると心の筋力が衰えます。気がついた時には自分からは何もやる気が起きないほど気力やら体力やらが衰えています。

本当は引き出されるはずの自分の能力があるのに、便利過ぎる生活に封印されてしまっていてはもったいないと思うのです。でもそれって、「どうせ生きるなら、自分の能力全開で生きたい」という私の個人的な願望なのでそう思わない人には何も響かない話だと思います。



それでは、今日もマコカフェに来てくれてありがとうございます。

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