「え、なんでこれがこんなに高い値段で売れてるの?」
と、自分が全く良いと感じない作品が
高い値段で売れていることが解せずに
モヤモヤしていました。
そこで、分析を始めました(笑)
なんで私はモヤモヤしたのか?
理由は2点。
⑴その人のことを実力不足(実力って何?って感じですが😓)だとバカにしているのに売れていて悔しいから。
⑵実力じゃなくて人気だけで売れているのが気にくわないから。
完全に自分の作品が売れていない奴の
妬みですね 😥
私にとっては響かない作品でも
高い値段で売れているということは、
誰かにとってはその値段で買う価値が十分ある
ということ。
すごく当たり前のことなのに
解せなかったのです(~_~;)。
私は、
権威ある人が作ったもの、
若い時からずっとやってきた人が作ったもの、
自分の許容範囲の値段が付いているもの、
世間一般的に認められているもの、
そんなフィルターを通して
物の価値を判定していました。
だから、
どこの馬の骨ともわからない人が
ポッと出てきて、数年くらいのキャリアで
作ったものが高額な値段だと、解せない!
とイライラしていました。
だけど、
数年くらいのキャリアで
どこの馬の骨とも
わからない人が描いた作品が
好みだったら?
自分がとっても心動くものだったら?
高い値段でも納得しますよね。
むしろ高い値段にして欲しいと思います。
「やっぱり素敵なものは良い値段するよな〜」
って自分の感覚に納得するのです。
そうなんです。
要は、自分と同じように
誰かにとってはその作品は
大金を使っても欲しいもの
なのです。
価値観は人の数だけありますから。
本当に欲しいものというのは、
すごい高級な材料を使っているから
欲しいわけでもなく、
有名な人の作品だから
欲しいわけでもありません。
理由はわからないけど好きだ。
この人が好きだから買いたい。
そんな風に完全に主観で好みの世界だから
お金を出したくなります。
響かない人にはお金を出す価値はなく、
お金を出す人にとってはお金を出す価値がある。
物の値段≠価値
なのです。
私の経験でもそうです。
私は水彩画を描いて
AdobeStockやPIXITAに登録しています。
水彩イラスト:かに
私にとっては、
10000円以上の価値はあるなぁと
思っている絵ですが、
50円とかでダウンロードされます(笑)
まぁ、ストックイラストで
データを誰でもダウンロードできるので
単価が安いのは当然ですが。
これに限らず、
似顔絵も10000円以上の熱量で
描いていますが、2500円で売れます。
逆に、好きでコツコツ描いていた
「力士百景」シリーズのイラスト。
こちらは1枚30000円で依頼のお話が来ました。
どちらも私にとっては大切な作品ですが、
他人がそこに価値を見い出すから値段が決まります。
自分がこれは100万円の価値がある!
と思っていても他人が100万円で買わないなら
他人にとっては100万円の価値はないのです。
逆に他人が100万円で買わなくても、
自分がこれは100万円の価値があると
思っていれば100万円の価値があります。
だから、値段というのは、
そのものの価値にはならないのです。
時代の状況やタイミング、
色々なことで変動しますから。
モヤモヤしながら考えていたときに
出てきた記事が勉強になったので、
リンクを貼っておきます 😀
↓
↓
落書きのような油彩画が210億円!? 高額アートのカラクリを専門家に聞いてみた
【あと補足!】
なんであんな作品が売れるの?
って感じる作者の行動を注目してみてください。
生み出す作品量が自分より断然多かったり、
毎日SNS投稿をしていて上手に宣伝していたり、
ファンがつくような生き方だったり。
「作品が売れる」
の裏側で一体どんな行動を
とっているのか。
リサーチすると、
参考になるところが多いですよ 🙄
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