悩みを抱えたまましなやかに生きる

人生

人間関係の悩みはとても苦痛を味わいます。あまりにも苦しいから、目の前の相手を変えて解決しようとしたり、その苦痛から逃げて自分の気持ちに蓋をして無感情になってしまったり。傷つきながら生きている人も多いかと思います。それは相手も同じこと。

ただ、上記のような対応で人間関係の悩みが解決できるとは思えません。というか、人間関係の悩みをきれいに解決できる方法などないのです。ここに人間関係の悩みへのアンサーがあります。

「悩みを抱えたままでも平穏に生きることはできる」というのが伝えたいことです。それは、我慢してやり過ごすことでもなければ、相手の存在を無視して生きることでもありません。

自分一人で自分を幸せにする選択肢を考え、実行するということです。悩みを解決しようとするから苦しむのですが、悩みを認めた上で他にできることを探す方がより有益な人生を歩めます。

言うはやすしですね。これはとても骨の折れる作業です。だからこそ目的を明確にさせるのです。
例えば、自分の欲求が「パートナーともっといろんな場所に出かけて思い出を共有したい」と言うものだとします。だけど相手には相手の都合があるので、それが叶わない場合もある。この時に、叶わない欲求から不満が起こり、自分を不幸な物語の主人公にしてしまう。そんな人生に居続ける前に考えて欲しいことがあります。


それは、「欲求」と「目的」を分けて考えると言うことです。
「パートナーと一緒に出かけたい」は欲求です。ではなぜ一緒に出かけたいのかというと、それがあなたにとっての幸せだからですよね。ですが、幸せなパートナー関係を築くには他にも方法はあります。「幸せなパートナー関係を築く」ことが目的ならば、他にも選択肢はあるのです。

もちろん、一番の欲求が叶わない不満はあると思います。悲しいし、怒りも湧くかと思います。その感情は認めてあげてください。そんな不満な感情を持ちつつも、あなたが幸せな選択を探していくことは、あなたを不満の世界に留まらせることから救ってくれます。

これが、有益な人生の進め方だと思うのです。


道に大きな岩が落ちていたら、とても不便です。その岩をどかそうと力一杯押してみても動かない。どうにもこうにも岩は動かないのです。どかそうどかそうとして押し続けて疲弊する日々を送るよりも、不便でも脇から通ったり、ルートを変えたりして進んだ方が目的地には早く着くことができます。周り道をすることで綺麗な景色を見れるかもしれないし、美味しい果実の木に出くわすかもしれません。


最後に、私が「人間関係の悩みの目的はこれに尽きるのでは?」と納得した言葉を見つけたので、書いておきます。

「あらゆる苦痛の体験は、あなたにとって心理的柔軟性を鍛える機会である」


心や考え方が柔軟で広いものになることほど嬉しいことはありません。人間としてレベルが上がるからです。レベルが上がればより質の良い人生を送ることができます。それは、お金持ちになるとか素敵なパートナーを手に入れるとかそういったことよりも価値のある幸せかもしれません。


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