みなさんお元気ですか?
昨日、「気力が湧かないときの抜け出し方」という記事をアップしました。その中で「何もできない期間は無意味に感じるかもしれないけどそれはちがう」と書きました。人は目に見える成果に安心します。だから無気力になって何もしていない何も生産していない自分に罪悪感を感じたり落胆するのかもしれません。
一見何も生み出していないように見える無気力な期間。実はこの体験が、成果を出すよりもまずは大事なことです。何もできていないように見えて内面は成長している最中です。進むべき未来に向けて準備をしているのです。
ここで話は変わりますが、数日雨が降ったあとにお天気が良い日が続きました。ふとベランダを見ると夏が終わり葉っぱも残っていない枯れた茎だけのミントから、とても綺麗な緑の小さな葉っぱがほんの数枚芽吹いていたのです。私はびっくりしました。完全に枯れたと思って放っておいたのに、雨が降ったことでミントの根っこに水分が行き渡り、太陽の光でまた新たな芽吹きが起こったのです。そして写真を見てわかるように、数日でミントは元の量にまで増えました。むしろ以前よりも生き生きと綺麗な色で瑞々しく育っています。
一見、眼に映るものは枯れた茎だけでした。なんの生産物もないミントの鉢です。でも実は根っこは死んでいなくてお休み期間だったんですね。今年の夏は天気の悪い日も多く、ミントも夏が終わったと思って早めの休眠モードに入ったのかもしれません。でも9月、天気の良い日が続きました。そこでミントがまた目を覚ましたのかもしれません。
枯れたと思っていたけど土の中ではちゃんと根っこが水分や養分を吸収して、また芽吹く時期に備えてじっと休息していたのです。
これを見て私は人間だって同じだ!と確信しました。植物にとって次芽吹くときに備えて休眠することは自然なことです。人間だって同じリズムが流れているはずです。ずっとフル活動している方が不自然なのです。だから人生である期間動けないほど無気力になったとしても、それは決して無駄なことではないということです。来るべきときのために自分を休ませてエネルギーを充電しているんです。
だから、もうダメだ、と生きることさえ投げ出さずに命を守っていれば必ず抜ける日が来ます。命が生き生きと動き出す日が来るので、どうぞそれまでは、ゆっくりとご自愛ください。
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