自己肯定力がつく方法

ワーク


自己肯定とは、自分で自分を認めている状態のことを言います。自分のことを認められないと仕事や恋愛において、相手からの評価で自分の存在を確認してしまいがち。それって、自分がとても不安定で軸がぐらぐらしている危うい状態ですよね。だって、他人に自分の存在価値を委ねているのだから、相手の出方次第で自分は無価値だということになってしまいます。そんな生き方は苦しい!でも、ついついそのような思考になってしまう。そんな人はとても多いですし、私もものすごくそういう思考の持ち主です。だからこそ、自分で自分を認められる力、つまり自己肯定力をつける必要があるのです。
今回、そんな私がやってみて効果のあった自己肯定力のつけ方を話したいと思います。この方法は他人からの愛や賞賛、評価などはいっさい要らず、自分で自分の存在を肯定できる力が身に付きます。

自己肯定力をつける方法とは

「何か一つ、人のために動くことを続ける」

これが自己肯定力をつけることにつながります。
人のためにと聞くと大変そうに聞こえますが、そんな大袈裟なことではありません。あくまでも自分ができることで、続けられることです。

例えばAさんの場合、
会社に出勤したら誰に対しても自分から「おはようございます」と声をかける。このことを毎日行います。

例えばBさんの場合、
マンションの前にゴミが落ちていたら自分が拾う。

例えばCさんの場合、
取引先からどんな無茶な要望があったとしても、まずはいきなり無理だと言わずに「なるほどですね」と一旦受け止め、本当にできないか考える。

例えばDさんの場合、
デートで恋人と険悪なムードになっても、最後は必ず「今日はありがとう」と言って帰る。

例えばEさんの場合、
共働きで子供も3人いて忙しいのだけど、どんな時でもトイレ掃除だけは毎日する。

などなど、あげればキリがないのですが共通点は「他者への思いやりです。例えば自分から挨拶をするということは一見簡単そうですが、思いのほかできている人はいません。同じ部署の人にだけ挨拶したり、機嫌が悪い日は誰とも口を聞きたくないときだってあります。誰だって相手から声をかけられた方が楽ですし、「自分から」人に働きかけるという行動はエネルギーを使います。だからこそ!自分が率先してやるのです。
トイレ掃除にしても、「夫がやってくれてもいいのに…」と思いますよね。思って良いんです。そりゃそうです。でも、そこで自分があえてやるんです。なぜなら綺麗なトイレの方が自分だって嬉しいですよね。そして家族がそんな綺麗なトイレを使うことで家族の心も綺麗にしているのです。「自分がされて嬉しいことを率先してやる」ここがポイントです。そして大事なことは「自分がやった行いに見返りを求めない」ということです。

自己肯定が低い人というのは、自分のことを認める力がないので他人から評価をもらうことで自分の存在価値を作ろうとします。これって極端な言い方をすると、他人よりも自分のことしか考えていないんですね。他人の評価を得ようとするのは他人から愛や賞賛をもらおうとする行為です。本当に相手のことを思ってするのではなく、自分が何か(愛や賞賛)を得るためにしているのです。

この方法を行うときの心構え

でも、例に挙げた他人のためにする行いだって、他人からの愛や賞賛を得ようとしている行為なのでは?と思われたのではないでしょうか。確かにそれをやったことで他人から感謝されたり好かれたりするかもしれません。でも例に挙げたことは、他人が何もしてくれなくても自分がやりたいからやる行為です。見返りは一切求めずにやり続けるのです。その後についてくる他人からの評価はおまけにすぎません。

自分が今、他人に依存しているな、大事な人からの愛や賞賛を欲しているな、と気がついたら。どうやって気づくかというと、モヤモヤしたりイライラしたり欲求不満の状態になっている感覚が合図です。そんな状態であるならば、是非ともこの「他人を思いやる行動」を試してみてください。できない日があっても大丈夫です。ちゃんと心の筋力はついているので、また自分がやるべきことに戻っていきます。


この方法をやることで現れる心の変化

自分がやると決めたこと、これを続けることで自分が自分を好きになっていくのです。自分に対して「頼もしいな」、「頑張っているな」、と他の誰でもない自分が自分のことを認めてあげることができるのです。他人からの見返りを忘れて自主的にやることで人からの評価を求める余計なエネルギーを使わないのでパワフルに物事が行えます。このことが自己肯定力をつけていくことにつながっていきます。自分で自分を認められる力がつけば、必要以上に他人からの評価を得ようとする意識は薄まります。これは自分にとっても相手にとってもとても居心地が良いことなのです。

最後に

誰だって人から愛されたいし認められたいのです。それは自然の感情だし、持っていていいんです。でも、自己肯定が低かったり、逆に自己愛が強い人はその欲求が人よりも強くなります。そのことに気がついたら対策を打つこと。そうやって自分の人生の舵取りをして生きていくことが素敵なことだし愛すべき人生だなと私は思っています。

この自己肯定力をつける方法は、何も立派なことを成し遂げる必要はないのです。これくらい年収が稼げたら、こんな人に愛されたら、こんな素晴らしいことを成し遂げたら、それをしたから自分を肯定できる、ということでは全くありません。もちろん理想を持つことは良いのですが、それができないからといって、あなたが愛されないわけではありません。今の自分を良い部分も悪いと思っている部分も全部認めることが第一歩です。
その上で自分にとっての「これだけはするぞ」という日常の行動をしてみてください。これを誰に気付かれぬともやり抜くこと。このことがどれほど自分を勇気づけ、生きる力を与えることか。ぜひ、やってみてください。


素晴らしいことを成し遂げるってなんなんでしょうか?
私からしたら、世紀の大発見をすることも毎日挨拶してくれる人がいることもどちらも素晴らしいことを成しています。自分なりのやるべきことをやり続けること、それが幸せだと思います。

以上、自己肯定力の付け方でした!


YouTubeでもおしゃべりしているので是非みてみてください(^^)



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