嫌なことは人生を変えるきっかけにする

人生


望まないことやトラブルが起きたとき、とても嫌な気分になりますよね。

「最悪」
「何で私っていつもこうなるんだろう…」
「やっぱりうまくいかないんだ」

など、思考はすぐさまネガティブな方へあなたを連れて行きます。
でも、ここで押されるがまま嫌な気分の谷へ落ちて行かずに踏ん張ってみてください。
踏ん張ることで、あなたは自分の人生を変えていく力が身に付きます。


さて、ではどう踏ん張るか?
まずは嫌な気分になっていることに気がつく。
これが本当に大事です。
嫌な気分に気がつけば、嫌な思考をしていることに気がつきます。
嫌な気分(感情)というのは思考から生まれるものだからです。
なので、嫌な気分になった時は、
「あ、私は今自分を苦しめる考え方をしているな」と気づいてください。


ちょっと話はそれますが、人が嫌な気分になっているときというのは
その出来事を過去の記憶と結びつけていることが多いです。

例えば、小さいときにクラスの友達から「仕切らないでよ!」と言われて仲間外れにされたことがあるとします。
すると大人になってから会議の進行をしたり、飲み会の幹事になったときに、会議で思うように進行ができなかったり、飲み会で人が参加しなかったりすると過去の傷が反応します。「私は独りよがりでみんなから嫌われている。だからうまく行かないんだ」といったふうに勝手にストーリーを作り上げてしまうのです。

同じようなことが起きても、そう捉えない人もいます。そういう人は、会議でうまく進行できないことと自分が嫌われていることが結びつくなんて思いもよりません。
飲み会で人が集まらなくても、「みんなそんな気分なのね」といちいち気にしません。


これはあくまで一例ですが、このように
人は過去の傷ついた経験をもとに今の出来事を自分にとってよくないことだ!と捉える癖があります。

過去の嫌な経験から働く防衛本能が自分をネガティブな気持ちにさせるのです。
ですが、今目の前に起きたことと、自分が過去に経験したことは何の関係もありません。

過去にあなたが嫌われたのだとしたら、それはそのときの事情があります。
嫌われたことに身に覚えがあれば、あなたは反省して改善してきています。
今も同じことをしているわけではないのです。

嫌われたことに身に覚えがなければ、それはそのときの相手の気分だったのです。あなたが何か嫌なことをしたわけではありません。相手か自分に問題がある場合を除けば人は理由もなく嫌われません。

嫌な気分になったとき、このことを思い出していただくと、冷静に他人や周りの状況が見れるかと思います。


さて、話を戻しますね。
嫌な気分になっていることに気がついたら、次に何をするか。

それは、「この状況を肯定して他の可能性を考える」です。


例えば、会議の進行がうまく行かなかったのだとしたら、そのことを受け入れます。
そしてこのことを次回に活かせる材料にするのです。

自分は予期せぬ質問をされたときに上手に答えられなかった。
ということが起きたとしたら、「私はアドリブに弱い」ということを受け入れます。
そして、どうしたらこの問題を解決できるかを考えます。

「たくさんシミュレーションして受け答えに臨む」
「素直に分からないと伝える」
「次回までに答えを用意する」

など、前向きに対応していくことで自分の力がつくのです。


飲み会に人が集まらなかったのだとしたら、

「zoom飲みならどうかな?」
「事前にもっとアナウンスして盛り上げよう」
「今回はやらない方がいいってことなのかもしれない」

など、こちらも前向きに別の方法(可能性)を探します。


大事なことは「嫌なことが起こらない」ことではなく、
「嫌なことが起きたときにどれだけ他の可能性に目を向けられるか」なんです。

ここを意識することで、自分のポテンシャルが広がります。そして嫌な状況から抜け出す自分に対してとても頼もしい気持ちになります。周りの状況のせいにしない自分のことが好きになりますね。


だから、嫌なことが起きたら、それは自分の人生をよりよく広げていくためのチャンスだと思ってください。
人生が変わるときというのは、うまくいっている時ではありません。むしろうまく行かない時に人生は変わり始めているのです。

それでは今日はこの辺で^ ^



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#嫌な出来事はチャンス

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